電気磁気学U                    2005

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科目名電気磁気学U(英文科目名:ElectromagneticsU

        2単位 必修 電気情報工学科年 前期 講義

担当教官:中山光幸 (居室:電気物質棟1階)       

    Tel:0285-20-231   E-mail: nakayama@oyama-ct.ac.jp

授業目的

電気磁気学Tで学んだ電気磁気学の基礎事項を発展して、ベクトル解析による理論の再構築を

おこなう。最終的には電磁波現象を正しく理解する力を養う。

達成目標

1.電磁気の諸現象を理論と結びつけて正しく理解し説明できる。

2.電磁波現象と理論との関係が考察できる。

3.電磁気学の基礎・応用問題を理論的に考察して解くことができる。

技術者教育プログラムの学習・教育目標:

(A-1)科学の基本原理・法則の理解と工学への応用、(D)コミュニケーション能力

JABEEの学習・教育目標の共通基準1の(1)との関係

        (d)基礎技術とその問題解決への応用能力(1) 基礎工学の知識・能力

カリキュラム中の位置づけ

 この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科科目と関連性のある科目

        電気磁気学T、応用数学、、応用物理、電磁波伝送工学

現学年でこの科目と関連性のある科目

        電気材料

 次年度以降に学ぶ、この科目に関連性のある科目

    無し

 

 

教科書:ファイマン他著 電気磁気学  (岩波)

参考書:後藤 尚久 著 電気磁気学  (コロナ社)

学習方法:予習−授業計画に予定されている授業内容に関連する内容を、事前に参考書等で学習して問題

点を明らかにしておく。

  授業−講義内容と黒板の内容をノートに整理して理解する。疑問点を質問する。

  復習−授業での内容を反復学習する。

 

キーワード:電磁波、マクスウェルの方程式

授業内容

1.電気磁気学と場(3週)

2.ベクトル解析(5週)

3.電磁波(5週)

4.電気磁気学演習(2週)

授業方法

   講義と演習の双方を重視する。講義時間以外でも質問がある場合は応じる。

 

カリキュラム中の位置付け

  電気情報工学の各分野の根幹となる科目である。重要性を認識して理解に努めて欲しい。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法:

1.                                期末試験において60%以上の成績で評価する。

2.                                課題に対する口頭発表と提出レポートの内容を設定水準で評価する。

 

評価方法

  本科目の成績は、試験得点(約7割)の他に、ノート・レポートや指名された時の解答内容・態

度のオリジナリテイ等(約3割)の多彩な観点から評価したい。

学生へのメッセージ

電気磁気学は,他の電気の専門科目を理解する上で基礎となる大切な科目なので、参考書の問題

演習等で充分に理解するように努めること。雷や冬季の髪の毛の帯電といった身近な現象を理解

する手段として電磁気学を位置づけると、楽しく学べる。各自が工夫して欲しい。

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