電磁エネルギー工学(電気情報工学科専門科目)           2005年度

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科目名:電磁エネルギー工学

    (英文科目名:Electromagnetic Energy Engineering

    2単位  必須 電気情報工学科5年 通年

担当教官:堀口 幸夫(非常勤)

     E-mailyukio-horiguchi@notes.takaoka.co.jp

授業目的:

1.放電の基礎となる物理現象の理解

2.気体、液体、固体の絶縁破壊と放電の理解

3.交流、直流、雷、開閉インパルス高電圧の発生の理解

4.交流、直流、雷、開閉インパルス高電圧の測定の理解

5.高電圧機器の理解

6.高電圧絶縁試験の理解

達成目標

 

1.授業目的が説明できること。

2.高電圧における電気機器の安全性・信頼性の基礎的知識が説明できること。



技術者教育プログラムの学習・教育目標:(B-2
JABEE基準1の(1)との関係:(d(1),e


教科書:

  河村達雄著「高電圧工学3版改訂」電気学会

 

参考書:高電圧関係の書籍

キーワード:

  高電圧、静電界、放電、絶縁破壊、絶縁劣化

授業内容:

高電圧工学概論 〔3週〕
  静電界の性質、各種電極配置における電界、電気力線

高電界における誘電体の性質(絶縁破壊、放電現象等) 〔4週〕
  気体、液体、固体、複合誘電体の絶縁破壊

高電圧大電流の発生 〔3週〕
  交流電圧、直流電圧の発生。雷インパルスの発生。

高電圧大電流の測定 〔3週〕

高電圧機器概説 〔5週〕
  碍子、ブッシング、ケーブル、回転機器、変圧器、コンデンサ

電力系統における過渡現象とその保護 〔4週〕
  雷過電圧、絶縁協調、避雷器

高電圧絶縁試験 〔4週〕
  絶縁試験の種類、交流電圧絶縁試験、雷インパルス絶縁試験

高電圧技術の応用 〔4週〕


                    
評価 方法:

                     試験成績60%、課題など提出物の状況と内容40%

                      

       

 連絡事項:
 受講者は電磁気学、電気回路、数値計算法などの知識があるものとして
 講義をしていくが、これらの基本事項については解説をくわえながら
 進める。実際の高電圧機器製造メーカーでの見聞実習を含め、最新の
 実践的技術課題をとりいれ講義をすすめる。

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