情報工学実験(電気情報工学専門科目)                                    2005年度

 

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科目名: 情報工学実験( 英文科目名:Laboratory in Information Engineering )

         2単位 必修 電気情報工学科5年 後期 実験

 

担当教官:大嶋 建次 (居室:電気物質工学科棟2階)       

      Tel:0285-20-2225   E-mail: ohshima@oyama-ct.ac.jp

     小林 幸夫 (居室:電気物質棟2階)       

      Tel:0285-20-2226   E-mail: ykoba@oyama-ct.ac.jp

     石原 学(居室:電気・物質棟2F)

      Tel:0285-20-2242   E-mail: ishihara@oyama-ct.ac.jp

     今成 一雄(居室:電気・物質棟2階)

      Tel:0285-20-2232 E-mail:imanari@oyama-ct.ac.jp

 

授業目的:

 所属の研究室別に分かれて、各専門分野での学術レベルの研究に関連する基礎的なテー

マについて実験・実習を行う。4年前期までの実験とは異なり、一つのテーマを長い期間

にわたって実験・作成することにより、専門基礎技術の修得に加え、解析力・問題解決能

力を養う上で入門的実験・実習科目と位置づけている。また、併せて技術者としての基本

的研究態度を学ぶことを目的とする。

 

達成目標:

 1. 各研究室の基本的実験・計測・評価法の内容を説明し、実行できること。

 2. 与えられた実験・実習テーマが実際の科学技術の何処に応用されているか説明で

   きること。

 3. 得られた結果を評価して、問題点並びに解決策を指摘できること。

 

プログラムの学習・教育目標 :(A-2), (B-3)

JABEE 基準 1 の(1)との関係:(d(1-A)), (d(2-b))

 

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カリキュラム中の位置付け:

 この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目

   電子回路、電気回路学TU、電子計測、電子計算機、電気情報工学実験

 現学年でこの科目と関連性のある科目

   数値計算法、信号処理、情報理論、マルチメディア工学、

   情報工学実験、工業英語、卒業研究

 次年度以降に学ぶ、この科目に関連性のある科目

   電子システム工学専攻実験、特別研究

 

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教科書: 各研究室で用意した資料。

 

参考書: 講義で使用した教科書、卒業論文、その他指導教員から配布された技術文献。

 

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授業内容:

 実験テーマは指導担当教員によって指導される。

 テーマ分野例

 1.メカトロニクスに関する実験

 2.ネットワークに関する実験

 3.画像処理に関する実験

 4.シミュレーションに関する実験 など

 

授業方法:

 ○与えられたテーマについて、基礎的事項を各自で調べ、テーマの基礎的事柄を学ぶ。

 ○教官の指導の下に、実験・実習計画を立案する。

 ○実験・実習を行い、データ採取、実験状況、疑問点等を記録する。

 ○得られた結果を整理して、結果の妥当性・実験状況との因果性等を検討する。

 ○最後に、実験成果を報告書として提出する。

 

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各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法:

 1.提出レポートの内容を設定水準で評価する。

 

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評価方法:

 実験報告書の内容 80 %、実験結果報告時の口頭試問 20 %

 評価にあたっては、全ての実験報告書が期限内に提出されている事が必須条件である。

 

学生へのメッセージ:

 現代の科学技術の飛躍的な発展は、作製・計測・データ処理等、複数の技術の高速化・

高精度化に負うところが多い。本実験では、複雑で高度な実用技術の基礎となる幾つかの

基本的過程を実践的に行うことで、科学技術の原理および意義を体得することを目的とし

ている。複雑な技術ほど、1つの実験過程の正確性・迅速性が求められるのであるから

(例えば、1つの過程が99%の正確性では、100の過程で、50%以下の精度しか得られな

い)、それらの要求を満たすべく各実験において、創意工夫に心掛けなければならない。

また、不思議なもので、第一線で活躍する技術者は実験・実習中の態度により結果が異な

るような経験を持つことが多い。常に真摯な態度で実験に望むことが、技術者としての基

本的姿勢である。

 

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