オペレーティングシステム(電気情報工学科専門科目)
2005年度
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科目名:オペレーティングシステム (英文科目名:Operating System)
2単位 必修 電気情報工学科5年 通期 講義
担当教官:今成一雄(居室:電気・物質棟2階)
Tel:0285-20-2232 E-mail:imanari@oyama-ct.ac.jp
授業目的:
1.オペレーティングシステム(OS)の変遷を理解する。
2.OSの資源管理の方法を理解する。
3.OSのジョブ管理の方法を理解する。
4.実在のOSの実装を理解する。
5.人工知能の概念を理解する。
6.人工知能の様々な実装手段を理解する。
7.人工知能の限界・展望を理解する。
達成目標:
1.OSの資源管理の方法が説明できる。
2.OSのジョブ管理の方法が説明できる。
3.Windowsなどの身近なOSの管理・処理手法が説明できる。
4.人工知能の概念が説明できる。
5.人工知能の実装手段が論述できる。
プログラムの学習・教育目標 :(A-1), (A-2)
JABEE 基準 1
の(1)との関係:(d(1-A)), (d(2-a))
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カリキュラム中の位置付け:
この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目
電子計算機、データベース、情報工学TU
現学年でこの科目と関連性のある科目
人工知能、情報理論、マルチメディア工学、コンパイラ、卒業研究
次年度以降に学ぶ、この科目に関連性のある科目
計算機応用論、特別研究
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教科書:
谷口秀夫「オペレーティングシステム概説」サイエンス社(1999)
講義中に配布する資料
参考書:
大久保英嗣「オペレーティングシステムの基礎」サイエンス社(1997)
荒屋真二「人工知能概論−コンピュータ知能から Web 知能まで−」共立出版(2004)
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キーワード:
オペレーティングシステム カーネル システム制御 実行管理
資源管理 ファイル管理 例外処理 並行処理 排他制御 通信
オブジェクト指向 仮想計算機 ネットワーク イベントドリブン
人工知能 プロダクションシステム 意味ネットワーク ファジイ論理
推論 機械学習 ニューラルネットワーク 知的エージェント
授業内容:
1.ガイダンス
(1週)
2.基礎知識(ハードウェアとソフトウェア)
(2週)
3.プログラムの実行制御
(4週)
前期中間試験
(1週)
4.資源管理
(1週)
5.並行処理
(4週)
6.OSの実装例
(2週)
(1)MS-DOS
(2)Windows
(3)UNIX
(4)その他
前期期末試験
7.人工知能
(1)概要と歴史
(2週)
(2)プロダクションシステム
(1週)
(3)意味ネットワーク
(1週)
(4)ファジイ論理
(2週)
後期中間試験
(1週)
(5)推論
(1週)
(6)機械学習
(1週)
(7)ニューラルネットワーク
(3週)
(8)知的エージェント
(1週)
(9)Web インテリジェンス
(1週)
後期期末試験
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各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法:
1.中間試験・期末試験において60%以上の成績で評価する。
2.口頭試問・提出レポートの内容を設定水準で評価する。
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評価方法:
試験 80 %、講義中の口頭試問・提出物 20 % で評価する。
前後期の評価を総合して、年間成績とする。
定期試験実施方法:
試験時間、教科書・参考書・ノート等の持ち込みは適宜指示する。
連絡事項:
1. 講義を中心として、適宜課題を与える。
2. 口頭試問を行い、学習の達成度を知らせる。
3. 理解困難な点は随時学習相談に応じる。電子メールでも受け付ける。
4. 欠席等により授業内容を理解できなかった場合の責任は当人に求め、
授業内容の欠損部分は本人の自習等による獲得を強く求める。
5. 普段、与えられたコンピュータ環境をただ使用するのではなく、そこで
どのような処理が行われているか、意識しながら利用して欲しい。
6. コンピュータの効率的な利用方法や管理方法に意識を向けて欲しい。
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