科目名

電気電子計測

英語科目名

Electric & Electronic Measurements

開講年度・学期

平成19年度・通年

対象学科・専攻・学年

電気情報工学科3年

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

1単位

単位種類

履修単位(30h)

担当教員

土田英一

居室(もしくは所属)

電気物質棟2

電話

0285-20-2227

E-mail

tsuchida@oyama-ct.ac.jp

授業の達成目標

1.       物理量と電気・磁気量とをMKSA単位で説明できること。

2.       有効数字とは何かを説明できること。

3.       最小2乗法で曲線適合できること。

4.       指示電気計器の種類とその特徴を述べられること。

5.       直流、交流の高精度測定法の原理について説明できること。

6.       オシロスコープの波形描画の原理について説明できること。

 

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

 1〜6 中間・定期試験の成績で評価する。

 1,3 演習問題や課題を付与し、提出リポートの内容で評価する。

評価方法

下記の2項目の加重平均で評価する。

1.      中間・定期試験(80%)

2.      演習問題や課題の解答内容(20%)

授業内容

1.精度と誤差

2.平均値、標準偏差と分散、最小2乗法

3.有効数字、演習

4.SI単位系と電気系の単位(1)

5.SI単位系と電気系の単位(2)

6.指示電気計器の分類と記号

7.演習

8.(前期中間試験)

9.可動コイル形計器の指示原理

10.可動鉄片形、電流力計形計器の指示原理

11.整流形、熱電形計器の指示原理

12.静電形、誘導形、比率計形計器の指示原理

13.電圧、電流の測定法(1):高感度測定法

14.電圧、電流の測定法(2):高電圧、大電流の測定法

15.演習

前期定期試験

16. (中、高、低)抵抗の測定法

17. インピーダンスの測定法:交流ブリッジ、Qメータ

18. マイクロ波インピーダンスの測定法

19. 直流電力、交流電力の測定法

20. 力率、電力量の測定法

21. 磁束、磁界の測定法

22. 周波数、時間の測定法

23. (後期中間試験)

24. オシロスコープによる波形描画の原理

25. 波形分析装置

26. 電気量による物理量測定法

27. リモート測定法

28.AD変換器

29.DA変換器

30. 演習

後期定期試験

キーワード

MKSA単位系、有効数字、最小2乗法、指示電気計器、ブリッジ回路、

波の情報、AD変換、DA変換

教科書

阿部武雄・村山実「電気・電子計測 第2版」森北出版(1994)

参考書

広瀬明電気電子計測数理工学社(2003)

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

B専門基礎学力の向上

技術者教育プログラムの学習・教育目標

 

JABEE基準1の(1)との関係

 

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

電気回路学T、電気磁気学T

現学年の関連科目

電気回路学T、電気磁気学T、電気情報工学実験

次年度以降の関連科目

応用物理、光応用計測

連絡事項

1.  授業方法は講義を中心とし、指示電気計器を中心に基本的な計測器の仕組みを理解できるようにします。

2.  中間・定期試験は時間を50分とし、教科書等の持ち込みはありません。電卓は必要に応じて持ち込み可とします。

3.  計測器を単に使えるということではなく、作るという観点から授業に臨んでほしい。

 

シラバス作成年月日:平成19323