科目名

制御工学

英語科目名

Control Engineering

開講年度・学期

平成20年度・前期

対象学科・専攻・学年

電気情報工学科5

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

2単位

単位種類

学修単位(15+30)h

担当教員

北城勝栄(非常勤)

居室(もしくは所属)

電気情報工学科

電話

0296-32-9487

E-mail

kitajyou@oyama-ct.ac.jp

授業の達成目標

1.フィードバックの意義を説明できること

2.一次、二次遅れ要素のステップ応答、周波数応答を説明できること

3.根軌跡、ボード線図を描けること

4.制御系の安定性を判別できること

5.制御系解析ソフトScilabを使いこなせること

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

達成目標1〜4:中間試験・期末試験で60%以上の成績で達成とする

達成目標5:Scilabを使った演習を設定水準で評価する

評価方法

評価は下記3項目の加重平均によって行う

1.中間試験        (40%)

2.期末試験        (50%)

3.演習問題や課題の回答内容(10%)

授業内容

授業内容に対する自学自習項目

自学自習時間 

1.自動制御の概念と例

1.制御工学的立場から人間と機械を比較し、両者の持つ特徴(機能、性能など)を考えよ

2.教室の温度制御をする場合、制御量(教室の温度)に対して外乱となる要因について考えよ

4

2.ラプラス変換

テキスト2章の演習問題を復習し、p16の章末問題2.12.3を自力で解く

4

3.ラプラス逆変換

テキスト2章の演習問題を再度復習し、p16の章末問題2.42.5を自力で解く

4

4.伝達関数

テキスト3章の演習問題を復習し、p37の章末問題3.13.6を自力で解く

4

5.ブロック線図

テキスト4章の演習問題を復習し、p47の章末問題4.14.3を自力で解く

4

6.周波数応答(ベクトル軌跡)

テキスト5章の演習問題を復習し、p63の章末問題5.15.3を自力で解く

4

7.周波数応答(ボード線図)

テキスト6章の演習問題を復習し、p739,80の章末問題6.16.3を自力で解く

4

8.中間試験

授業2〜7での演習問題や章末問題を再復習し、中間試験に備える

4

9.制御系の過渡特性

テキスト7章の演習問題を復習し、p99の章末問題7.1を自力で解く

4

10.制御システムの安定性

テキスト8章の演習問題を復習し、p118の章末問題8.18.5を自力で解く

4

11.制御系の設計(定常偏差、PID制御系)

テキスト9章の演習問題を復習し、p146,147の章末問題9.19.2を自力で解く

4

12.制御系の設計(部分的モデルマッチング法、根軌跡)

テキスト9章の演習問題を復習し、p146,147の章末問題9.39.4を自力で解く

4

13.制御系解析ソフトScilabの使い方(1)

情報センターの教育用パソコンを用いてScilabで伝達関数の表現方法などについて復習する

4

14.制御系解析ソフトScilabの使い方(2)

情報センターの教育用パソコンを用いてScilabで過渡応答、周波数応答などについて復習する

4

15.制御系シミュレータScicosの使い方

情報センターの教育用パソコンを用いてScicosでフィードバック制御系のシミュレーションをする方法を復習する

4

(期末試験)

自学自習時間合計

60

キーワード

フィードバック、ラプラス変換、周波数応答、ステップ応答、ボード線図、ベクトル軌跡、PID制御、根軌跡

教科書

森 泰親「演習で学ぶ基礎制御工学」森北出版

参考書

森 政弘・小川鑛一/共著「基礎制御工学」東京電機大学出版局

橋本洋志・石井千春・小林裕之・大山恭弘「Scilabで学ぶシステム制御の基礎」オーム社

橋本洋志・石井千春「Scilab/Scicosで学ぶシミュレーションの基礎」オーム社

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

C

技術者教育プログラムの学習・教育目標

A-2)基礎知識を専門工学分野の問題に応用して解くことができること

C-2)社会・経済と技術の共生の可能性を把握、理解することができること

JABEE基準1の(1)との関係

(2-c)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

電気回路学T、U、電気機器工学

現学年の関連科目

 

次年度以降の関連科目

現代制御理論(専攻科)

連絡事項

情報センターの教育用パソコンにインストールされている制御系解析ソフトScilab/Scicosを使いこなせるようにしてください

シラバス作成年月日

平成19215