科目名

人工知能

英語科目名

Artificial Intelligence

開講年度・学期

平成21年度 後期

対象学科・専攻・学年

電子システム工学専攻1

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

2単位

単位種類

学修単位(15+30)h

担当教員

今成一雄

居室(もしくは所属)

電気・物質棟2

電話

0285-20-2100(代表)

E-mail

imanari@小山高専ドメイン

授業の達成目標

 1.人工知能の概念が説明できる。

 2.人工知能の実装手段が論述できる。

 3.ノイマン型コンピュータにおける人工知能実現の限界について理解する。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

達成目標1〜3:定期試験において60 % 以上の成績で評価する。

提出物の内容を設定水準で評価する。

評価方法

評価は下記2項目の加重平均によって行う。

1.定期試験                  60 %

2.演習問題や課題の解答内容  40 %

授業内容

授業内容に対する自学自習項目

自学自習時間 

. 序論1:AI実現の可能性は?

映画「2001年宇宙の旅」を視聴して、AIが「反乱・殺人・嘘をつく、芸術を理解する」可能性について技術的な側面から論述する。

4

. 序論2:AIと人間の区別は?

 映画「ブレードランナー」を視聴して、相手を傷つけずに人型AIと人間を区別する手段・基準を提案する。

4

. 人工知能の概要と歴史

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

 課題図書「ロボットにつけるクスリ」(星野 力、アスキー出版)を熟読し、内容を感想と共にまとめる。

4

. 問題の状態空間表現と探索

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

テキストのP.30演習問題を解答し、次回授業の開始前までに提出する。

4

. プロダクションシステム

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

テキストのP.42演習問題を解答し、次回授業の開始前までに提出する。

4

. 意味ネットワークとフレーム

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

テキストのP.52演習問題を解答し、次回授業の開始前までに提出する。

4

. 述語論理

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

テキストのP.72演習問題を解答し、次回授業の開始前までに提出する。

4

. 中間試験の模範解答・解説
多様な知識メディアの知的処理

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

テキストのP.94演習問題を解答し、次回授業の開始前までに提出する。

4

. 推論

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

テキストのP.104演習問題を解答し、次回授業の開始前までに提出する。

4

10. 機械学習

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

テキストのP.118演習問題を解答し、次回授業の開始前までに提出する。

4

11. ニューラルネットワーク

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

テキストのP.129演習問題を解答し、次回授業の開始前までに提出する。

4

12. 進化的計算

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

G.A.に関する出題を解答し、次回授業の開始前までに提出する。

1. GTYPE, PTYPE とは何か?判りやすく説明せよ。

2. G.A. の適用事例・その現状と今後への展開・期待について2例以上調査・報告する。

4

13. 知的エージェント

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

 知的エージェントの適用事例・その現状と今後への展開・期待について2例以上調査・報告する。

4

14. Web インテリジェンス

 事前配布されたレジメを精読し、内容を把握しておく。

 Web インテリジェンスの適用事例・その現状と今後への展開・期待について2例以上調査・報告する。

4

15Epilogue 「もしも…近い未来に…」

 「STAR TREK NEXT GENERATIONS」を視聴して、アンドロイドと人間の共存について考察し、1週間以内に提出する。

4

 

自学自習時間合計

60

キーワード

人工知能 プロダクションシステム 意味ネットワーク ファジイ論理 推論 機械学習 ニューラルネットワーク 知的エージェント

教科書

荒屋真二「人工知能概論−コンピュータ知能から Web 知能まで−」共立出版(2004)

参考書

星野 力「ロボットにつけるクスリ」アスキー出版局(2000)

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

C

技術者教育プログラムの学習・教育目標

A-2)基礎知識を専門工学分野の問題に応用して解くことができること。

C-2)社会・経済と技術の共生の可能性を把握、理解することができること。

JABEE基準1の(1)との関係

(d(2-a))

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

電子計算機

現学年の関連科目

マルティメディア工学、画像工学、数値計算法、情報工学実験、卒業研究

次年度以降の関連科目

なし

連絡事項

★本講義は平成19年度に本科5年生で開講されていた講義である。よって、本科で単位取得済みの学生は受講できない。

1.講義を中心として、適宜課題を与える。

 2.課題の模範解答・講評を行い、学習の達成度を知らせる。

 3.理解困難な点は随時学習相談に応じる。電子メールでも受け付ける。

 4.コンピュータの限界を理解して、間違った認識を払拭して欲しい。

シラバス作成年月日

平成21120