科目名:日本語概説(Outline of the Japanese Language)
2単位 専攻科1年共通 前期
担当教官:井上次夫 (居室 専攻科棟3階) Email: inoue@oyama−ct.ac.jp
授業目的:
1 現代日本語の体系的事実の概要について理解する。
2 言語表現能力を培うとともに、日本語を尊重する態度を養う。
達成目標:
1 身近な日本語の言語事実について知り、説明できること。
2 実際に効果的に話したり、書いたりできること。
技術者教育プログラムの学習・教育目標:(D)
JABEE基準1の(1)との関係:(f),(g)
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教科書:庵功雄「新しい日本語学入門」スリーエーネットワーク(2001)
教 材:『漢検級別対応 パーフェクト常用漢字』第一学習社(2003)
参考書:中村明『日本語案内』ちくま新書(2000)
金田一春彦『日本語 上下』岩波新書(1988)
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キーワード:現代日本語、語学、漢字
授業内容:
1 ガイダンス―日本語、現代語の定義、授業について(1週)
2 日本語学―二重分節、ラング、パロール(1週)
3 音声・音韻―音声、音素、アクセント(1週)
4 形態論―形態素、語、品詞、活用、活用表(2週)
5 格―必須補語、副次補語、表層格、深層格(1週)
6 文―文の構造、単語の意味と文法カテゴリー(2週)
7 主題と主語―三上章の主語廃止論、柴谷方良の主語プロトタイプ論(1週)
8 ボイス―受身、使役、授受動詞(2週)
9 自動詞と他動詞―自他の対応、所動詞、能動詞(1週)
10 漢字―読み、書き、構造、類義語・対義語、誤字、漢字検定(3週)
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評価方法:
定期試験(65%)、課題やレポートの内容等(35%)
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連絡事項:
1.授業は講義を主として、言語に関する知識を与える。理解を確実なものとするため、実例を学生に求める。必要に応じて、課題プリントを用意し、グループで討議させ、発表させる。
2.学習は、予習として事前に教科書を読み、身近な言語事実と照らし合わせる。復習として講義内容を整理し、参考書や関連の図書を読むことを求める。
3.期末試験は時間を60分とし、すべての持ち込みを不可とします。
4.漢字検定準2級以上の実力を身に付けるような日頃の学習を期待します。