2005年度
科目名 : 国語T (英文科目名 : Japanese LanguageT)
1単位 必修 1学年全学科 通年
担当教官 : 中田伸一 (居室 : 管理棟3階) 野口美千代(非常勤講師)
Tel : 0285-20-2171 Email : nakada@oyama.ct.ac.jp
授業目的 :
1 日本語の基礎知識を豊かにし、理解を深める。
2 日本語への関心をはぐくみ、表現力を高める。
3 言語や文化の多様性を理解し、これを尊重する態度を養う。
達成目標 :
1 読み、書き、話し、聞くことに関する基礎能力を高めること。
2 自ら進んで読書をし、関心分野を広げ、その習慣を培うこと。
3 言語、文学の分野について、思考力を高め、実践的な応用力をつけること。
教科書 : 『国語総合』(教育出版)
副教材 : 『漢字検定プラス』桐原書店 『新訂国語図説』京都書房
授業内容 :
A 現代文
1 随想 季節(内山節)
2 小説(一) 羅生門 (芥川龍之介)
3 評論(一) 水の東西 (山崎正和)
4 詩 乳母車 (三好達治) サーカス (中原中也)
5 評論(二) 好奇心(中村雄二郎)
6 表現「一・二」 調べること・発表すること 話すこと・説得すること
7 俳句・短歌 折々の歌(大岡信)
8 評論(三) クローン問題と現代の幻想(黒田政男)
9 小説(三) なめとこ山の熊 (宮沢賢治)
B 古文
1 古文入門 児のそら寝 琴柱 かぐや姫
2 随筆と歌物語 徒然草 伊勢物語
3 和歌 万葉集 古今和歌集 新古今和歌集
C 漢文
1 漢文入門 訓読の基礎 名言 訓読の知識 故事三編
2 史伝 晏子之御 鶏口牛後
3 唐詩 四季の歌 自然と人生
4 中国の思想 論語
授業方法
「読む、書く、聞く、話す」の四分野をバランスよく学習し訓練する。教科書、副教 材、ビデオ教材を効果的に組み合わせた授業を進める。口頭発表を適宜採り入れる。
カリキュラムの位置づけ
実践的な技術者となる学生に必須の基礎科目である。古典の教養や言語能力を習得す ることは、他教科の学力向上に役立つだけでなく、精神生活を豊かにする。
評価方法
授業の出席状況、定期試験の成績、および、提出物によって評価する。
定期試験は年に4回実施する。
学生へのメッセージ
「培根」根がしっかりしている樹木はよく育ち、自らをよく支える。