2005年度
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科目名:一般理科(英文科目名: Science )
2単位 1M・1E・1D・1A・2C 通年 講義+課題
担当教官:上村 孝 (教官室:電気・物質棟4階)
Tel : 0285-20-2183 e-mail : uemura@oyama-ct.ac.jp
授業目的:
生物学を中心とし一般教養を身につける。教養科目としての性格だけでなく、
技術者に必要な科学の考え方を教授することを目的とする。
達成目標:
工業技術者にとって自然科学全般における知識は必要不可欠であり、生物学
の基礎学力を得るとともに、物理・化学で補えない科学全般にわたる教養を
身につける。
学習保証時間:
講義および演習:2時間/週×30週/年=60時間/年
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教科書: 新編「生物T」生命の世界へ(数研出版)
参考書: 特になし。
学習方法:
学生は講義内容をノートにまとめ、配布したプリント等により理解度を深める。
テーマによっては、個々の学生が調べた内容をレポートにまとめ提出させる。
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授業内容:
(前期)
1.生物の分類(学名・和名・種の定義)
2.学内の植生調査
3.細胞の構造と機能
4.生体膜と物質の出入り
○前期中間試験(進度によって試験を行わない場合有り)
5.細胞分裂(体細胞分裂と減数分裂)
6.メンデルの法則(二遺伝子雑種・三遺伝子雑種)
7.いろいろな遺伝
(補足・抑制・同義・致死・複対立・伴性遺伝等)
8.変異(環境変異・突然変異・人為突然変異)
○前期末試験
(後期)
1.遺伝子とそれにかかわる分子の構造(DNA・RNA・タンパク質の分子構造)
2.遺伝のメカニズム(セントラルドグマ)
3.バイオテクノロジー
(遺伝子組み替え・細胞融合他)
4.バイオテクノロジ−最近の動向
○後期中間試験
5.同化と異化(光合成・呼吸等の仕組み)
6.酵素の働きと性質(反応速度論)
7.生物の反応と調節
8.最近の話題
9.物質量の計算・ボイル・シャルルの法則・気体の状態方程式
○学年末試験
授業方法:
講義中心であるが、演示実験・野外調査等を行う場合もある。また、検定教科書の
内容に準じて講義を進めるのではなく、随時参考プリント・演習問題等を配布し、
臨機応変に多岐にわたる新しい項目を取り入れていく。(バイオテクノロジー・
臓器移植・環境問題等の科学全般)
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カリキュラム中の位置づけ:
生物を中心とし、科学全般の教養を身につける。
この科目と同時に学ぶ関連科目:
化学T・Uと物理。物質工学科の場合は物質工学入門。
この科目の後に学ぶ関連科目:
物質工学科の場合は、生化学・微生物工学・酵素工学・生物反応工学・細胞・遺伝子工学。
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評価方法:
原則として定期試験の点数。長期休暇中の宿題や授業態度・レポート・出欠席の状況も
考慮に入れる。
学生へのメッセージ:
この授業計画はあくまで予定であり、進度が変わる場合は授業中に指示する。
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