科目名: 人間と科学U 政治学(Politics)
クラス: 5年選択 後期1単位
担当: 祇園寺則夫 (居室:専攻科棟3階)
授業目的:「冷戦」の最前線であった東西ドイツ、「壁」崩壊後のドイツ統一、そのドイツの政治の歴史を考察することにより現在の国際問題を考える手がかりを得たい。それは日本を考えることにもなるであろう。
達成目標:ドイツ政治史を辿ることにより、広く戦争とは、平和とはそして政治とは何かを事実に即して考えられればと思う。
技術者教育プログラムの学習・教育目標:(C-3)
JABEE基準1の(1)との関係 :(a)(f)
カリキュラムの中の位置づけ:
豊かな心と世の中を見る目を養う科目である。
この科目を学ぶために先行して理解する必要のある科目:政治経済
この科目と同時に学ぶ関連科目:特になし
この科目の後に学ぶ関連科目:特になし
参考書:講義ノートを配布。北村正義編『新編世界の歴史』学術図書出版社
授業内容:
1.序論(問題の提起)
2.第一次世界大戦とドイツ
3.ヴァイマル共和国の成立
4.ヴェルサイユ体制の成立とドイツ
5.社会主義運動の誕生と展開
6.ヒットラーとナチズム(ヴィデオ『ヒトラー』の観賞)
7.ナチス体制
8.ナチスの政権掌握
9.第二次世界大戦とドイツ
10.第二次世界大戦の終結
11.東西ドイツ
12.二つの戦後―日本とドイツ
授業方法:主に講義、ヴィデオを観賞し視覚からもドイツ史を考える。
各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法:
授業中の口頭発表とレポートの提出状況を評価水準に基づいて評価する。
評価方法:課題(レポート)による。
学生へのめメッセージ:政治的無関心が多いと言われる若者諸君に、過去を知り現在を考えてもらえれば幸いです。