科目名:人間と科学U 歴史学(英文科目名:Cultural ScienceU)
2単位 選択 全学科5年
担当教官: 酒入 陽子(居室:専攻科棟 2階)
Tel: 0285-20-2173 E-mail: ysakairi@oyama-ct.ac.jp
授業目的:
1.歴史を通して、現代の社会を客観的にとらえる視点を学ぶ。
2.差別や排斥を生み出す人々の価値観は、いかにして生れてきたのか、歴史的
背景に即して考えられるようになる。
達成目標
1.近代国家形成の過程で排除されていった歴史や文化ついて学び、現代に続く問題点を把握する。
2.前近代社会の価値観について学び、現代社会の価値観について相対化できるようになる。
技術者教育プログラムの学習・教育目標:C−2, E−1
JABEE基準:a, g
カリキュラム中の位置づけ:
過去を学び、未来を考えるための科目である。
この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目
歴史(3年)、歴史学(4年)
現学年でこの科目と関連性のある科目
人間と科学T・Uの他の科目
教科書:特に指定しない。プリントを配布する。
参考書:必要に応じて支持する。
授業内容:
1.イントロダクション 時代区分論
2.日本の歴史・文化とは?ー異文化理解の視点ー
a)琉球・アイヌ・小笠原
b)「国境」と「民族の国境」
c)「単一民族神話」
3.前近代社会を理解するための視点
a)土地所有・徳政令・検断
b)戦さと中世社会
c)中世の兵と農
d)戦争と平和維持
e)中近世移行期の社会
※上記の内容を適宜取り上げていく予定
各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法:
1.課題に対する口頭・レポートでの内容を、設定基準に応じて評価する。
2.課題に対する口頭・レポートでの内容を、設定基準に応じて評価する。
評価方法
学期末のレポートの成績による
連絡事項:現代の我々が常識として持っている価値観は、普遍的なものではないことに気づいて欲しい。常に問題意識をもって授業に参加するよう心がけてほしい。