科目名:哲学  英文科目名・Philosophy

1単位  共通  4年全科  通年  講義

担当教官:松島隆裕(居室:講義棟2階  電話:0285-20-2174

          E-mail akemi@oyama-ct.ac.jp

授業目的:

1. 哲学の本質と近代哲学の特徴の理解。

2. ドイツ観念論哲学の理解。

3. 現代哲学の諸相の理解。 

達成目標:

1. 哲学とは何かを自分の言葉で説明できること。

2. 近代哲学の基本的特徴を説明できること。

3. 合理論と経験論、ドイツ観念論哲学の展開過程を説明できること。

4. 現代哲学の課題とその課題への取り組みを説明できること。

技術者プログラムの学習・教育目標:(B−2)(C−2)

JABEE基準1の(1)との関係:(a)(b)(f)

カリキュラム中の位置づけ

 広く社会と人生を考えるための基礎的な力をつける科目である。

この科目を学ぶために、前年度までの履修科目で本科目と関連性のある科目

 3年生の倫理社会

この科目と同時に学ぶ関連科目:特になし。

この科目の後で学ぶ関連科目:人間と科学の一部を除いて、特になし。

教科書:松島隆裕編『哲学・倫理学概論』学術図書出版社

参考書:必要に応じて指示する。デカルト『方法序説』など。 

学習方法:

  予習・特に必要なし。

  授業・講義内容をノートに整理し、理解する。課題を解く。

  復習・ノート・教科書・参考書に目を通して、自分で考えてみる。

キーワード:

理性、合理論と経験論、批判哲学、道徳法則、弁証法、史的唯物論、主体的真理、神の死、実存、批判的理性

授業内容:

1. 哲学とは何か

2. 中世から近代へ。近代的思考の成立。

3. デカルトの哲学

 (前期中間試験)

4. ベーコンの哲学

  5.合理論と経験論の展開

6.カントの認識論と倫理学

   (前期期末試験)

  7.ヘーゲルの弁証法と哲学体系

  8.マルクスの弁証法的史的唯物論

  9.キルケゴールの主体的真理

   (後期中間試験)

10.ニーチェの「神は死んだ」と超人

  11.実存哲学の展開

  12.フランクフルト学派

   (後期期末試験)

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

 1.期末試験において60%以上の成績で評価する。

 2.期末試験において60%以上の成績で評価する。

 3.期末試験において60%以上の成績で評価する。

4.期末試験において60%以上の成績で評価する。

評価方法:

  中間試験・期末試験で評価する。他に授業への参加態度と課題の提出も加える。

試験実施方法:

  試験時間は90分とする。50分間は退出不可。教科書・ノートの持ち込みはなし。

連絡事項:

  理解困難な点は随時学習相談に応じる。電子メールでも受け付ける。

学生へのメッセージ:

  人間のものの見方・考え方の基礎にあるのが、その人の哲学である。科学的・合理的な世界観・社会観・人生観を身につけるよう努力しよう。