2005年度
解析学

科目名:
  解析学(Analysis)
  2単位 必修 3年共通 通年 講義
担当教員:
  3MD 岡部 章 /3EA 佐藤 巌 /3C 新井一道
授業目的:
  数列と級数に関する基本事項を学び、その上に関数のべき級数展開を学ぶ。
  2変数関数については、偏微分と2重積分の基本について学ぶ。
達成目標:
  1.関数の級数展開の基本的な概念が説明でき、計算ができること。
  2.偏微分の基本的な概念が説明でき、計算ができること。
  3.重積分の基本的な概念を説明でき、計算ができること。
 
教科書:
  新井一道 他「新訂 微分積分U」(大日本図書)
参考書:
  新井一道 他「新訂 微分積分U問題集」(大日本図書)
 
学習方法:
  予習−事前に教科書に目を通し、疑問点を明確にしておく。
  授業−講義内容や板書の内容をノートに整理して理解する。
     理解できない点は随時質問する。授業中に与えられた課題を解く。
  復習−教科書やノート等を参考にして授業内容を確認しておく。
     課題等は勿論のこと、教科書の練習問題や問題集の問題を解いてみる。
キーワード:
  べき級数・マクローリン展開・オイラーの公式・
  2変数関数・偏導関数・2重積分
授業内容:
  ●前期中間試験までの7週 ( )内の数字は教科書のページ
  ○関数の展開(p.1〜21・130〜148の部分から適宜選択))
   多項式による近似/数列の極限/級数/べき級数とマクローリン展開/
   オイラーの公式
  ◎前期中間試験
  ●前期末試験まで7週
  ○偏微分法(p.22〜37)
   2変数関数/偏導関数/接平面/合成関数の微分法
  ○偏微分の応用(p.38〜47)
   高次偏導関数/2変数関数に関するテイラーの定理/極大極小/
  ◎前期末試験
  ●後期中間試験までの7週
  ○偏微分の応用(p.47〜57)
   陰関数の微分法/条件付き極値問題/包絡線
  ○2重積分(p.58〜73)
   2重積分の定義/2重積分の計算
  ◎後期中間試験
  ●学年末試験までの7週
  ○変数の変換と重積分(p.74〜94)
   座標軸の回転/極座標による2重積分/変数変換/広義積分/
   2重積分のいろいろな応用
  ◎学年末試験
 
授業方法:
  講義を中心として適宜課題を与える。
カリキュラムの中の位置づけ:
  2年生で学んだ微分積分学から継続して、2変数関数の微分積分についての内容
この科目を学ぶために先行して理解する必要のある科目:
  2年 微分積分学
この科目と同時に学ぶ科目:
  3年 線形代数学
評価方法:
  定期試験の結果、レポート、小テスト、授業態度、出席状況を総合的に評価する。
定期試験実施方法:
  前期中間、前期末、後期中間、学年末の4回実施。時間は50分(場合により90分)
  原則的に筆記用具以外の持ち込みを認めない。(持ち込み許可物は予め連絡する)
  不正行為に関しては本校規程に従って対応する。
連絡事項:
  本校数学科教員6人は、担当科目に関わらず数学に関する質問を受け付けるので、
  放課後等を利用して、在室している教員に随時相談すること。
  研究室:岡部(→専攻科棟3階)・新井・佐藤・須甲(→専攻科棟1階)・
      玉木(→電子制御工学科棟1階)・島田(→機械工学科棟3階)
学生へのメッセージ:
  2年次で学んだ微分積分について、しっかり復習しておくこと。
  基本的な概念と計算技能をしっかりと身につけて欲しい。