2005年度
基礎数学A

科目名:
  基礎数学A(Fundamental Mathematics A)
  4単位 必修 1年共通 通年 講義
担当教員:
  1M 佐藤 巌 /1E 玉木正一 /1D 島田 勉 /1C 須甲克也 /1A 岡部 章
授業目的:
  数と式、および基本的な関数を処理する能力の養成。具体的には、2次関数・指数
  関数・対数関数・三角関数を幾何学(特にグラフ)的・代数的に処理して、数学の
  総合的学力の開発をめざす。順列・組合せについても学ぶ。
達成目標:
  1.整式・分数式・根号を含む式の計算ができること。
  2.基本的な方程式(2次方程式・分数式や根号を含む方程式等)が解けること。
  3.指数関数・対数関数・三角関数の処理ができること。
  4.場合の数・順列・組合せの計算ができること。
 
教科書:
  新井一道 他「新訂 基礎数学」(大日本図書)
参考書:
  新井一道 他「新訂 基礎数学問題集」(大日本図書)
 
学習方法:
  予習−事前に教科書に目を通し、疑問点を明確にしておく。
  授業−講義内容や板書の内容をノートに整理して理解する。
     理解できない点は随時質問する。授業中に与えられた課題を解く。
  復習−教科書やノート等を参考にして授業内容を確認しておく。
     課題等は勿論のこと、教科書の練習問題や問題集の問題を解いてみる。
キーワード:
  実数・複素数・2次方程式・指数・対数・三角関数・順列・組合せ・2項定理
授業内容:
  ●前期中間試験まで7週 ( )内の数字は教科書のページ
  ○整式の計算(p.1〜12)
   整式の加法・減法/整式の乗法/因数分解/整式の除法/剰余の定理と因数定理
  ○いろいろな数と式(p.15〜26)
   分数式の計算/実数/平方根/複素数
  ●前期末試験までの7週
  ○方程式(p.29〜43)
   2次方程式/解と係数の関係/いろいろな方程式/恒等式/等式の証明
  ○指数関数(p.90〜97)
   累乗根/指数の拡張/指数関数
  ○対数関数(p.100〜108)
   対数/対数関数/常用対数
  ●後期中間までの7週
  ○三角比とその応用(p.111〜121)
   鋭角の三角比/鈍角の三角比/三角形への応用
  ○三角関数(p.124〜137)
   一般角/一般角の三角関数/弧度法/三角関数の性質/三角関数のグラフ
  ●学年末までの7週
  ○加法定理とその応用(p.140〜147)
   加法定理/加法定理の応用
  ○場合の数(p.177〜187)
   場合の数/順列/組合せ/いろいろな順列/二項定理
 
授業方法:
  講義を中心として適宜課題を与える。
カリキュラムの中の位置づけ:
  中学校で学んだ知識に加え、新しい数の集合や数学的な表現方法の基本を学ぶ科目。
この科目を学ぶために先行して理解する必要のある科目:
  中学校で学んだ数学
この科目と同時に学ぶ科目:
  1年 基礎数学B
この科目の後に学ぶ関連科目:
  2年 代数学・幾何学(ベクトル・行列)、微分積分学(微分・積分)
評価方法:
  定期試験の結果、レポート、小テスト、授業態度、出席状況を総合的に評価する。
定期試験実施方法:
  前期中間、前期末、後期中間、学年末の4回実施。時間は50分(場合により90分)
  原則的に筆記用具以外の持ち込みを認めない。(持ち込み許可物は予め連絡する)
  不正行為に関しては本校規程に従って対応する。
連絡事項:
  本校数学科教員は、担当科目に関わらず数学に関する質問を受け付けるので、
  放課後等を利用して、在室している教員に随時相談すること。
  研究室:岡部(→専攻科棟3階)・新井・佐藤・須甲(→専攻科棟1階)・
      玉木(→電子制御工学科棟1階)・島田(→機械工学科棟3階)
学生へのメッセージ:
  これから学んでいく高専での数学の土台になるので予習復習をしっかりと行うこと。