2005年度
基礎数学B

科目名:
  基礎数学B(Fundamental Mathematics B)
  2単位 必修 1年共通 通年 講義
担当教員:
  1ME 直井 敬 /1DA 安生昌央 /1C 佐藤 巌
授業目的:
  基本的な不等式・集合や命題の基本概念の理解。べき関数・分数関数・無理関数に
  ついて理解し、それらを含む方程式や不等式が表すグラフや領域について学ぶ。
達成目標:
  1.不等式(特に2次不等式)が解け、基本的な不等式の証明ができること。
  2.集合や命題の基本的な問題が解けること。
  3.べき関数(特に2次関数)・分数関数・根号を含む関数、逆関数、特にグラフ
    が、方程式や不等式とどのように関係しているかを説明できること。
    また、上記の関数についての具体的な計算ができること。
  4.2点間の距離・内分点・直線について具体的な計算ができること。
 
教科書:
  新井一道 他「新訂 基礎数学」(大日本図書)
参考書:
  新井一道 他「新訂 基礎数学問題集」(大日本図書)
 
学習方法:
  予習−事前に教科書に目を通し、疑問点を明確にしておく。
  授業−講義内容や板書の内容をノートに整理して理解する。
     理解できない点は随時質問する。授業中に与えられた課題を解く。
  復習−教科書やノート等を参考にして授業内容を確認しておく。
     課題等は勿論のこと、教科書の練習問題や問題集の問題を解いてみる。
キーワード:
  2次不等式・集合・命題・2次関数・べき関数・無理関数・分数関数・直線
授業内容:
  ●前期中間試験までの7週 ( )内の数字は教科書のページ
  ○不等式(p.46〜61)
   不等式の性質/1次不等式の解法/いろいろな不等式/不等式の証明/
   集合/命題
  ●前期末試験までの7週
  ○2次関数(p.64〜75)
   関数とグラフ/2次関数のグラフ/2次関数の最大・最小/
   2次関数と2次方程式/2次関数と2次不等式
  ●後期中間試験までの7週
  ○いろいろな関数(p.78〜87)
   べき関数/分数関数/無理関数/逆関数
  ●学年末試験までの7週
  ○点と直線(p.150〜157)
   2点間の距離と内分点/直線の方程式/2直線の関係
 
授業方法:
  講義を中心として適宜課題を与える。
カリキュラムの中の位置づけ:
  関数・逆関数・図形と式の関係など、数学の基本的な概念を学ぶ科目。
この科目を学ぶために先行して理解する必要のある科目:
  中学校で学んだ数学
この科目と同時に学ぶ科目:
  1年 基礎数学A
この科目の後に学ぶ関連科目:
  2年 代数学・幾何学(ベクトル・行列)、微分積分学(微分・積分)
評価方法:
  定期試験の結果、レポート、小テスト、授業態度、出席状況を総合的に評価する。
定期試験実施方法:
  前期中間、前期末、後期中間、学年末の4回実施。時間は50分(場合により90分)
  原則的に筆記用具以外の持ち込みを認めない。(持ち込み許可物は予め連絡する)
  不正行為に関しては本校規程に従って対応する。
連絡事項:
  本校数学科教員は、担当科目に関わらず数学に関する質問を受け付けるので、
  放課後等を利用して、在室している教員に随時相談すること。
  研究室:岡部(→専攻科棟3階)・新井・佐藤・須甲(→専攻科棟1階)・
      玉木(→電子制御工学科棟1階)・島田(→機械工学科棟3階)
学生へのメッセージ:
  関数を理解するためにたくさんのグラフを描くこと。
  また、新しい事柄を学ぶ中で途中の課程の重要性を意識すること。