2005年度
線形代数学

科目名:
  線形代数学(英文科目名:Algebra and Geometry)
  2単位 必修 3年共通 通年 講義
担当教員:
  3ME 今井 功 /3DC 島田 勉 /3A 須甲克也
授業目的:
  行列・行列式・線形変換の概念の理解及びその応用能力の養成を図る。
達成目標
  1.行列式の基本的な概念が説明でき、計算ができること。
  2.線形変換の基本的な概念が説明でき、計算ができること。
  3.固有値・固有ベクトルの基本的な概念が説明でき、計算ができること。
  4.ベクトル関数の基本的な概念が説明でき、計算ができること。
 
教科書:
  新井一道 他「新訂 線形代数」(大日本図書)
参考書:
  新井一道 他「新訂 線形代数問題集」(大日本図書)
 
学習方法:
  予習−事前に教科書に目を通し、疑問点を明確にしておく。
  授業−講義内容や板書の内容をノートに整理して理解する。
     理解できない点は随時質問する。授業中に与えられた課題を解く。
  復習−教科書やノート等を参考にして授業内容を確認しておく。
     課題等は勿論のこと、教科書の練習問題や問題集の問題を解いてみる。
キーワード:
  行列式・線形変換・固有値・固有ベクトル・対角化・ベクトル関数
授業内容:
  ●前期中間試験まで7週 ( )内の数字は教科書のページ
  ○行列式の定義と性質(p.84〜102)
   行列式の定義(1)(2)/行列式の性質/行列式の展開/行列の積の行列式
  ○行列式の応用(p.103〜105)
   正則な行列の行列式
  ●前期末試験までの7週
  ○行列式の応用(p.105〜117)
   連立1次方程式と行列式/行列式の図形的意味
  ○線形変換(p.118〜135)
   線形変換の定義/線形変換の性質/合成変換と逆変換/
   回転を表す線形変換/直交変換
  ●後期中間試験までの7週
  ○固有値とその応用(p.136〜156)
   固有値と固有ベクトル/行列の対角化/対称行列の対角化
  ●学年末試験までの7週
  ○ベクトル関数(教材は適宜用意)
   空間のベクトル/外積/ベクトル関数/曲線/曲面/
 
授業方法:
  講義を中心として適宜課題を与える。
カリキュラムの中の位置づけ:
  代数学・幾何学から直結している。
この科目を学ぶために先行して理解する必要のある科目:
  1年 基礎数学、2年 代数学・幾何学
この科目と同時に学ぶ科目:
  3年 解析学
評価方法:
  定期試験の結果、レポート、小テスト、授業態度、出席状況を総合的に評価する。
定期試験実施方法:
  前期中間、前期末、後期中間、学年末の4回実施。時間は50分(場合により90分)
  原則的に筆記用具以外の持ち込みを認めない。(持ち込み許可物は予め連絡する)
  不正行為に関しては本校規程に従って対応する。
連絡事項:
  本校数学科教員6人は、担当科目に関わらず数学に関する質問を受け付けるので、
  放課後等を利用して、在室している教員に随時相談すること。
  研究室:岡部(→専攻科棟3階)・新井・佐藤・須甲(→専攻科棟1階)・
      玉木(→電子制御工学科棟1階)・島田(→機械工学科棟3階)
学生へのメッセージ:
  2年次で学んだ「代数学・幾何学」について、しっかり復習しておくこと。
  基本的な概念と計算技能をしっかりと身につけて欲しい。