科目名 |
物理 |
英語科目名 |
Physics |
開講年度・学期 |
平成18年度・通年 |
対象学科・専攻・学年 |
1年 全学科 |
授業形態 |
講義 |
必修or選択 |
必修 |
単位数 |
2単位 |
単位種類 |
履修単位 |
担当教員 |
柴田洋一 |
居室(もしくは所属) |
一般管理棟3階 |
電話 |
0285-20-2182 |
E-mail |
shibata@oyama-ct.ac.jp |
授業の達成目標 |
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1.論理的な思考を身につけること 2.科学的方法を理解し使えるようになること 3.数式と自然現象が結びつけて考えられること 4.古典力学の基礎的知識を身につけること |
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各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法 |
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1〜4.定期試験および実験報告書を設定基準に基づいて評価する。 |
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評価方法 |
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前期中間試験、前期試験、後期中間試験、後期試験の4回の試験のほか、実験報告書、課題、出席状況、授業中の演習などを総合評価して行う。特に実験報告書は重視し、試験と実験報告書の比率は約7:3くらいとする。 |
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授業内容 |
授業内容に対する予習項目 |
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1.速度・加速度・変位 @実験「自転車ダッシュ」 加速運動を行い、距離と時間を測定し、グラフ処理によって速度・加速度・変位の関係を導く ・・・2週 A速度・加速度・変位の講義 ・・・2週 2.相対速度 ベクトルと三角関数の導入、相対速度 ・・・3週 (前期中間試験) 3.重力による運動 @実験「落体の運動」 質量、高さを変えた自由落下運動をさせ、時間を測定し重力加速度g = 9.8〔m/s2〕を得る。 ・・・1週 A投げ上げ運動、放物運動の講義 ・・・6週 (前期試験) 4.力 @実験「水ロケット」 ペットボトルに水を入れ飛ばす。作用反作用を体験する。水の分量と飛行高度の関係を見いだす。 ・・・1週 Aつりあいの力 ・・・2週 5.運動の法則 @ニュートンの運動の法則、力の単位、質量と重量 ・・・2週 A運動方程式(1体・2体・多体) ・・・3週 (後期中間試験) B様々な力と運動方程式(摩擦力、弾性力) ・・・3週 C実験「つり上げ」 自分自身を吊り上げてみて、各部分に働く力の大きさを測定し、理論計算値と比較し、検討する。 ・・・1週 6.運動量と力積 運動量と力積の関係、運動量保存則、反発係数 ・・・4週 (後期試験) |
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キーワード |
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教科書 |
第一学習社 高等学校 改訂 物理TB U |
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参考書 |
第一学習社 新編 セミナー物理TB+U 高等学校用物理学習参考書(例 渡辺久夫「親切な物理」正林書院 など) 大学教養程度の教科書、演習書(例 原康夫「教養物理学」裳華房など) 理科年表 |
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技術者教育プログラムの学習・教育目標 |
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JABEE基準1の(1)との関係 |
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カリキュラム中の位置づけ |
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前年度までの関連科目 |
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現学年の関連科目 |
数学全般 |
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次年度以降の関連科目 |
応用物理
(一般物理と応用物理をあわせて「高専物理学」と位置づける) |
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連絡事項 |
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授業方法: 授業はほぼ毎回前半で理論の講義を行い、後半で演習を行う。演習は必ず自分で解けるよう努める。教師への質問はもちろん、学生どうしでも討論し、理解を深める。 実験は理論の講義に対応して適宜行う。理論の前に実験を行うこともある。実験を欠席した者については後日補講の実験を行うので、必ず申し出ること。 カリキュラムの中の位置づけ(補足): 技術者が工学と平行して学習するべき「科学」として位置づける。工業高専の学生にとって、物理学はすべての工学分野の基礎知識として大切だが、同時にもっと重要な役割は「科学」としてである。技術(工学)の本質はhow〈どうしよう〉だが、科学はwhy〈なんでだろう〉であり、科学とは自然現象に対する考え方そのもののことを指す。技術者は工学(応用)と科学(思考)の両方の能力をバランスよく身につける必要がある。本講義では思考の過程を重視する。 定期試験実施方法: 試験時間は50分または90分。持ち込み許可物として、電卓を認めることもある。学年最後の総合評価において合格点に達しなかった者は、再試験を行うことがある。それでも合格しなかった者については、次年度に再評価を行うことがある。 学生へのメッセージ: 「ものづくり」に大切なことは、まずモノに対する情熱と十分な知識、触ってみようとする意欲である。そして次に科学的思考能力である。物理学の授業を通して、科学的考え方を身につけて欲しい。そのためには結果を急ぐのではなく、ひとつひとつの論理の過程を大切にすること。演習問題を解く際も結果オーライではダメ。どのような考え方をするのかを学ぶ。 |
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シラバス作成年月日:平成18年 2月17日 |