科目名 |
人間と科学U(法学) |
英語科目名 |
Human and Science U (Law) |
開講年度・学期 |
平成18年度・後期 |
対象学科・専攻・学年 |
5年 全学科 |
授業形態 |
講義 |
必修or選択 |
選択 |
単位数 |
1単位 |
単位種類 |
履修単位 |
担当教員 |
岩佐富男(非常勤講師) |
居室(もしくは所属) |
非常勤講師控室 |
電話 |
|
E-mail |
t-iwasa@sannet.ne.jp |
授業の達成目標 |
|||
1.リーガルマインド(法的ものの考え方)を持てるように努める。 2.人が人を支配するのは法でしかないことを認識する。 3.法の根底にある普遍的価値たる正義=真理を理解する。 |
|||
各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法 |
|||
1〜3 試験およびレポート、発言状況を設定基準に基づいて評価する。 |
|||
評価方法 |
|||
特に事例(判例)を通してのレポート、リバッタル、およびディスカションを通してリーガルマインドの芽生えの発見に努める。したがって、@レポート30%、A定期試験50%、B発言意欲および内容20%で評価する。 |
|||
授業内容 |
授業内容に対する予習項目 |
||
1.会社法。4つの会社の差異を学んだ後、特に株式会社の成立から消滅までを学ぶ。 2.労働法。特に労働基準法を事例に沿って学ぶ。 3.手形法。小切手法。手形および小切手の実際を実践的に学ぶ。 4.生活の中の民法。日常生活のなかですぐに役立つ法律を概述したのち、特に民法の総則から占有、契約、貸借、親族および相続の知識を習得する。 |
|
||
キーワード |
権利、義務、法、Recht、法令用語、法解釈、配分的正義 |
||
教科書 |
1.斎藤誠二編『演習ノート 刑法総論』全訂2版(法学書院) 2.岩波『コンパクト六法』平成16年版(岩波書店)
|
||
参考書 |
1.岩佐富男著『法学講義』(多賀出版) 2.下村康正著『犯罪論の基本的思想 上下』(成文堂)
|
||
技術者教育プログラムの学習・教育目標 |
|||
(C-1)資源やエネルギー、環境を考慮した技術を指向できる。 |
|||
JABEE基準1の(1)との関係 |
(a),(f) |
||
カリキュラム中の位置づけ |
|||
前年度までの関連科目 |
政治経済 |
||
現学年の関連科目 |
--- |
||
次年度以降の関連科目 |
--- |
||
連絡事項 |
|||
授業目的:1.現代社会における法とは何か?を問いつつ、法体系の全体像を理解する。 2.価値原理としての基本的人権をその根源に遡って学び、もって、組織原理としての三権分立の重要さを認識する。 3.近代市民法から現代社会法への変遷を理解する。 4.犯罪と刑罰についての刑法学理論を学ぶことにより、人間の理解を模索する。 5.民法、商法、労基法その他等日常生活に必要な法律を概観する。 連絡事項: 1.基本的には講義中心となるが、演習的要素も入れて、mit lernen , mit leben を目指す。デイベイトをしながら、論理力と問題把握能力を習得し、リーガルマインドの涵養を理想とする。 2.学習方法は (1)予習ー予め、六法の条文を読んでおくこと。 (2)授業ー必ず授業に出席し、内容の理解に努める。 (3)復習ー講義ノートを見て、授業のポイントを認識すること。 3.法律学の勉強は、決して暗記ではありません。たとえ六法を全部暗記しても、司法試験は受かりません。いかに論理的、体系的に矛盾なく考えられるか、が大切なのです。身の回りのさまざまな問題を、法律上はどうなるのか?と、日頃、考えるように努力する。それは、やがて論理的思考へと通ずる。なぜ?、どうして?と、すなおな心で疑問を持ち、考えることが肝要です。自分の未来をみつめての意欲的な取組み姿勢を評価します。 |
|||
シラバス作成年月日:平成18年 2月14日 |