科目名

歴史学

英語科目名

Historical Studies

開講年度・学期

平成21年度・通年

対象学科・専攻・学年

物質工学科・電気工学科・4年

授業形態

講義

必修or選択

必修

単位数

2単位

単位種類

履修単位 30H

担当教員

田村 航

居室(もしくは所属)

一般科

電話

なし

E-mail

なし

授業の達成目標

1.日本の室町時代における中央と関東地方を理解する。

2.現代社会の源流たる欧米の近世史を理解する。

3.転換期にあたる現在の世界情勢を捉え直す。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

1.定期試験において60%以上の成績で評価する。

2.定期試験において60%以上の成績で評価する。

評価方法

年2回の定期試験に基づく。

授業内容

1.室町時代の特色および社会構造

2.足利義満・義持と関東

3.足利義教による関東征伐

4.享徳の乱と足利学校

5.大航海時代と宗教改革

6.絶対王政

7.啓蒙思想とフランス革命

8.ピルグリムファーザーズとアメリカの独立革命

キーワード

多層性 古河公方 足利学校 ルネサンス 愛の発明 神の不在

教科書

プリントを配布

参考書

桜井英治『室町人の精神』、五十嵐武士・福井憲彦『アメリカとフランスの革命』

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

@

技術者教育プログラムの学習・教育目標

C-2)(E-1

JABEE基準1の(1)との関係

(a)(g)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

歴史(3年)

現学年の関連科目

特になし

次年度以降の関連科目

人間と科学T、U(5年)

連絡事項

新聞やニュースに接しなさいとよくいわれる。しかし、これらは所詮一過性のものに過ぎず、時と処次第でいくらでも雲散霧消するものなのである。このように流動的なものに振り回され、一喜一憂するのではなく、より確実なものに接してもらいたい。その最たるものこそ古典である。何千・何百年という悠久の時の流れの中で、古典は数多の人間を感化してきた。時代や地域に関わりなく、共鳴できる「何か」が包含されているのである。歴史を学ぶ意味もまたここにある。軽佻浮薄な現代社会に比して、多少なりとも確実なものがそこに見いだせるのだから。専門の見識以外に、かかる人文科学の視点も身につけて、先行き不透明な時代に対応できるようにして欲しい。

第だからこそ

平成21年1月30日