科目名 |
文学 |
英語科目名 |
Literature |
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開講年度・学期 |
平成22年度・通年 |
対象学科・専攻・学年 |
物質・建築科 4年 |
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授業形態 |
講義 |
必修or選択 |
必修 |
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単位数 |
1単位 |
単位種類 |
――― |
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担当教員 |
柴田 美由紀 |
居室(もしくは所属) |
電子制御工学科棟
1F |
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電話 |
0285-20-2172 |
E-mail |
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授業の達成目標 |
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1 明治期を中心に日本の文学史を代表する諸作品に触れ、創造的感性の素晴らしさに気づく。また、諸作品を通史的に概観することを通して創造的営為の展開について理解する。 2 批評の方法と知識を身につけ、物事を多角的な視点から考察することができる。 3 自分の考えを整理し、小論文やプレゼンテーションの形で論理的に表現することができる。 4 議論に自主的に参加し、自分の意見を明確に述べ、他人の意見を尊重することができる。 |
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各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法 |
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達成目標1・3・4 ― 口頭発表、提出課題の内容を設定水準で評価する。 達成目標2 ― 試験において60%以上の成績で評価する。 |
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評価方法 |
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定期試験、提出課題、口頭発表による総合評価 |
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授業内容 |
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1、文学の方法論 −文学的言説の多義性・物語成立の条件・物語構造の類型・叙述の形態
2、明治前期の文学−@近世における二つの文学と近代文学 A啓蒙思想(福澤諭吉「学問のすゝめ」) B戯作文学(仮名垣魯文「高橋阿伝夜叉譚」) C政治小説(末広鉄腸「雪中梅」) D文学の改良(坪内逍遙「小説神髄」・二葉亭四迷「浮雲」) 明治中期の文学−@浪漫主義(森鴎外「舞姫」) A擬古典主義(尾崎紅葉「金色夜叉」・幸田露伴「五重塔」) B恋愛至上主義(北村透谷「厭世詩家と女性」) C女性作家の台頭(樋口一葉「十三夜」) 明治後期の文学−@自然の発見(徳富蘆花「自然と人生」・国木田独歩「春の鳥」) A自然主義と反自然主義(泉鏡花「竜潭譚」・夏目漱石「夢十夜」) 大正期の文学 −プロレタリア文学(葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」) 昭和期の文学 −小説と映像化(三島由紀夫「春の雪」・太宰治「人間失格」) 3、プレゼンテーション−各自が選択した作品について、調査・分析し、PowerPoint等を用いてプレゼンテー ションを行う。 |
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キーワード |
日本近代文学・小説・論理・創造的感性・小論文・プレゼンテーション |
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教科書 |
石井和夫・小林修・田中実 編「近代文学読本」双文社出版(1985) |
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参考書 |
石原千明他「読むための理論 文学―思想―批評」世織書房(1991) |
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小山高専の教育方針@〜Eとの対応 |
E |
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技術者教育プログラムの学習・教育目標 |
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JABEE基準1の(1)との関係 |
(a), (f) |
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カリキュラム中の位置づけ |
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前年度までの関連科目 |
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現学年の関連科目 |
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次年度以降の関連科目 |
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連絡事項 |
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時代を遡るほど読み慣れない文章になるが、表現されている内容には普遍性がある。普段は読まないような作品についても、授業を機会にその面白さを知って欲しい。積極的に読み・主体的に考え・熟考して書く姿勢を望みたい。今年度はプレゼンテーションを通じて作品の理解を深める試みを行う予定である。また、映画化された作品、作家の伝記的なドラマ等、映像資料も積極的に鑑賞していく。 |
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シラバス作成年月日 |
平成22年2月 |
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