科目名

倫理・社会

英語科目名

Ethics and Social Studies

開講年度・学期

平成22年度・通年

対象学科・専攻・学年

3年・機械・電子・物質・建築

授業形態

講義

必修or選択

必修

単位数

2単位

単位種類

履修単位

担当教員

上野 哲

居室(もしくは所属)

 

電話

 

E-mail

 

授業の達成目標

 

1.「人間は倫理的に生きられないので倫理を必要とする」という逆説的な視点を,倫理思想史を踏まえ,倫理学の基本原理を獲得したうえで,理解する

2.「善く生きる」ための方法を,頭の中ではわかっていても実行できないのは何故なのかについて,理解する。

3.「善い生き方」について,説得力を伴う持論を展開できる。

 

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

 

1.「善く生きる」とはどのようなことかについて,考え続けたにもかかわらず答えを出せなかったのが人類史であることを,倫理思想史を踏まえて理解でき,倫理学の基本原理を説明できる。

2.明確な解決策の提示が難しい,現代に特有の応用倫理学の問題を具体的に分析・検討できる。

3.自分の価値観を他人に共有してもらえるようにするための方策を理解したうえで,科学技術分野の問題解決策について,説得力を伴う持論を展開できる。

以上について,下記方法により評価し,60%以上の成績で達成とする。

 

評価方法

 

授業参加状況(授業中の報告や提出物,討論の内容)(30%),前期後期それぞれの中間試験・期末試験の成績

(70%)によって総合的に評価する。

 

授業内容

 

1.「よい」とはどういうことか
2.「事実」とは何か
3.「真理」はどうすればわかるか
4.神の存在
5.優先順位
6.自分の「価値」
7.「言葉」の限界
8.ケアの問題
9.なぜ人は「死」をおそれるのか

10. 情報倫理
11
.スポーツ倫理
12
.環境倫理
13
.生命倫理
14
.教育倫理
15
.企業倫理
16
.職業倫理

 

 

キーワード

価値,事実,真理,モラル,応用倫理学

教科書

『最新倫理資料集 再訂版』第一学習社

参考書

必要に応じて適宜紹介する。

小山高専の教育方針@〜Eとの対応

@      A E

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(A−3)(B−3)(C−2)(C−3)(D−3)

JABEE基準1の(1)との関係

(a)(b)(g)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

政治・経済

現学年の関連科目

国語,歴史

次年度以降の関連科目

哲学,歴史学,人間と科学T/U

連絡事項

受講者には,倫理の問題を自分の生き方の問題としてとらえようとする真摯な姿勢を求める。

シラバス作成年月日

平成22(2010)年2月28日