科目名

複素関数論

英語科目名

Complex Analysis

開講年度・学期

平成22年度・前期

対象学科・専攻・学年

専攻科1年共通

授業形態

講義

必修or選択

選択

単位数

2単位

単位種類

学修単位(45時間単位)

担当教員

岡部

居室もしくは所属)

一般科会議室

電話

 

E-mail

 

授業の達成目標

複素関数は、本科の数学で学んだ実数上での微分・積分を、複素数上へ拡張しており、美しい体系を構成している。その基本的な概念について学ぶ。

1.複素関数(複素数・極形式・正則関数・写像の等角性等)の概念を理解し、計算ができる。

2.複素積分(コーシーの積分定理・ローラン展開・留数など)の概念を理解し、計算ができる。

各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法

定期試験・課題・小テスト(評価方法については次項)に置いて60%以上の成績で評価する。

評価方法

評価は下記2項目の加重平均による

1.定期試験(  %)

2.課題・小テストなどの解答内容(  %)

授業内容

第1回:複素数(複素数・複素平面・オイラーの公式)

第2回から第3回:複素関数(1次関数・初等関数・逆関数)

第4回から第7回:正則関数(極限値・連続性・正則関数・等角写像)

第8回から第11回:複素積分(複素積分・コーシーの積分定理・正則関数の積分表示)

第12回から第15回:展開と留数(ローラン展開・特異点・留数・実積分への応用)

*学期末試験

キーワード

複素数,複素関数,正則関数,複素積分,ローラン展開,留数

教科書

田代嘉宏「複素関数要論」(森北出版)

参考書

 

小山高専の教育方針@Eとの対応

 

技術者教育プログラムの学習・教育目標

(A−1)科学や工学の基本原理や法則を身につける。

(B−2)数学の知識と工学をつなぐ基礎的知識を身につける。

JABEE基準1の(1)との関係

(c)

カリキュラム中の位置づけ

前年度までの関連科目

基礎数学A,代数学・幾何学,微分積分学,線形代数学

現学年の関連科目

特になし

次年度以降の関連科目

応用解析学,複素関数論(ともに専攻科の科目)

連絡事項

1.授業方法は講義を中心として適宜課題や小テストを与える。

2.教科書を予習して授業に臨み、授業ではノートをしっかり取って、欠かさず、復習をすること。教科書の練習問題や問題集・プリントの問題を自分で解くことも重要である。

3.この科目では、実数の範囲では見えなかった数学の構造が、複素数の範囲で考えることにより

見えてくることを意識して欲しい。さらに複素関数論は工学分野での応用範囲が非常に広い。

4.本校数学科教員全員が、数学全科目に付いて質問を受け付ける。

 

シラバス作成年月日