学校長あいさつ

 HP gazou

 小山工業高等専門学校長

大久保 惠

平成26年4月1日着任

 

 昭和40年(1965)に創設された小山工業高等専門学校は、明年には創立50周年を迎えようとしています。実践的・創造的技術者を養成するという目的で進めてきた体験重視型の早期専門教育は高い教育効果をあげ、各方面から高く評価されてきました。これまでに7千7百余名の卒業生を社会に送り出し、我が国の産業界に大きな役割を果たしています。

 現在の本校は、平成25年度電気情報工学科と電子制御工学科を高度化再編して入学定員80名の「電気電子創造工学科」を新設し、定員40名ずつの機械工学科、物質工学科、建築学科と合わせて4学科、入学定員200名の高等専門学校として新たな出発をしました。また、本校には本科から継続し、より高度の専門知識と技術を学ぶ複合工学専攻の専攻科も設置されています。

 本科課程は、中学校卒業段階の若い年齢から幅広い基礎知識と実践的な技術の修得を目的とした5年間一貫教育を行い、学生と教師の人間的な接触に重きを置いた特色ある教育を行っています。本科課程卒業者には準学士(工学)の称号が与えられます。また、卒業生に対する社会の期待は大きく、これまで毎年約20倍以上の求人倍率とほぼ100%の就職率を誇っています。本科課程の卒業後は、修業年限2年の専攻科課程へ進学し、より高度の学問と技術を身に着け、専門性や創造性をさらに伸ばし、修了後は学士(工学)の称号を得ることができます。また本科卒業生の中には国立大学工学部3年次等へ編入学する者も多くいます。さらに、本校専攻科あるいは編入学した大学から大学院へ進み研究を続ける学生も少なくありません。このように高専卒業後には希望に応じて様々な進路を選択することが可能になっています。

 近年、本校学生はロボットコンテストをはじめデザインコンペティッション、プログラミングコンテスト、学外研究発表等に積極的に参加し、全国に誇る目覚ましい成果を収めています。さらに陸上競技部やバドミントン、卓球、剣道、水泳、サッカーなどの運動系部活動や吹奏楽、ハンドベルなどの文科系部活動でも若い力を発揮しています。

 本校では、学校の進むべき3つの新しい目標を掲げています。その第一は「技術者である前に人間であれ」との校是のもと、社会性と国際性に富んだひとづくりです。第二は、創造性に溢れ、問題解決能力に富む技術者の育成です。第三は、地域の中核的高等教育機関としての地域連携の強化です。これは、現代社会が求める創造的、全人的技術者の育成と、小山高専が持つ技術や研究蓄積の活用により、周辺地域の産業振興と地域文化の発展に参加し寄与したいとの目標によるものです。具体的な取り組みの例として、本校は地元小山市と包括連携協定を締結し、小山市と多くの共同事業を積極的に進めています。また、栃木市にはサテライトキャンパス「歴史文化まちづくりセンターとちぎ」を開設し、講座・フォーラム、展示、地域研究等を活発に実施しています。

 本校は、社会や地域産業界のニーズを取り入れ、カリキュラムの工夫や基礎学力の確保などの教育内容の向上、またこれを保証する教育組織や教育環境の充実に努め、教育・研究・地域連携・国際交流の進化・発展のため、教職員一丸となって取り組んでいきます。

 小山高専についてご理解を深め、さらにご支援いただけますようよろしくお願いいたします。