メッセージ

 HP gazou

 小山工業高等専門学校長

大久保 惠

 

 

 昭和40年(1965)に創設された小山工業高等専門学校は、実践的・創造的技術者を養成するという目的で進めてきた体験重視型の早期専門教育が高い教育効果を上げ、各方面から高く評価されてきました。これまでに8千名を超える卒業生を社会に送り出し、我が国の産業界に大きな役割を果たしてきました。

 現在の本校は、工学の基礎である機械工学科、電気電子創造工学科、物質工学科、建築学科の4学科からなる本科と、より高度の専門知識と技術を学ぶ複合工学専攻の専攻科から構成されています。本科課程は、中学校卒業段階の若い年齢から幅広い基礎知識と実践的な技術の修得を目的とした5年間一貫教育を行い、学生と教師の人間的な接触に重きを置いた特色ある教育を行っています。本科課程卒業者には準学士(工学)の称号が与えられます。卒業生に対する社会の期待は大きく、これまで毎年約25倍以上の求人倍率とほぼ100%の就職率を誇っています。本科課程の卒業後は、修業年限2年の専攻科課程へ進学し、より高度の学問と技術を身に付け、専門性や創造性を更に伸ばし、修了後は学士(工学)の称号が得られます。また、本科卒業生の中には国立大学工学部3年次等へ編入学する者も多く含まれております。さらに、本校専攻科あるいは編入学した大学から大学院へ進み、研究を続ける学生も少なくありません。このように高専卒業後には希望に応じて様々な進路選択が可能なことも魅力の一つになっています。

 本校では教育方針として、「技術者である前に人間であれ」の教育理念の下に「今を見つめ未来を創る技術者」を育成すべき人財像に掲げています。現状の社会的課題を理解し、より良い方向に解決しようと志し、新エネルギーやAIロボットに代表される近未来の社会システムやニューマテリアルなどの様々な要素技術を創造する人財を育成することに努めております。そのため第一には確実な専門基礎力とスキルを教育する、第二には豊かな人間性と柔軟な発想力を伸ばし、イノベーション能力を育成する、第三には学内外の国際交流活動を通じて国際性を育む、に主眼をおいて取り組んでいるところです。具体の取組例として、社会の変化に応じた学科改組やカリキュラム改革、包括連携協定に基づく小山市との共同事業、栃木サテライトキャンパスを中心とする講座開設や地域研究、地域イノベーションサポートセンターを介した地域産業界との共同研究や連携活動等が挙げられます

 また、本校学生は学会等における研究発表やロボットコンテスト、プログラミングコンテスト、デザインコンペティション等に積極的に参加し、全国に誇る目覚ましい成果を収めています。さらに陸上競技、水泳、バドミントン、卓球、剣道、サッカーなどの運動系部活動、あるいは吹奏楽、ハンドベルなど文化系の部活動でも若い力を発揮しています。

 高専の特徴を生かした本校の特色ある教育活動により、将来技術者として活躍するために大切な「科学技術する心」が15歳という若い年代から大きく膨らんでいくところが本校教育の最大の特徴と考えております。今後も教職員一体となって教育、研究、地域貢献や国際交流を進化・発展させてまいります。小山高専についてご理解をいただき、一層のご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。