科目名 |
近代建築思潮史 |
英語科目名 |
History of Modern Architectural Thought |
||
開講年度・学期 |
平成21年度・前期 |
対象学科・専攻・学年 |
建築学専攻・1年 |
||
授業形態 |
講義 |
必修or選択 |
前期 |
||
単位数 |
2 |
単位種類 |
学修 |
||
担当教員 |
(奥冨利幸) |
居室(もしくは所属) |
建築学科棟2階 |
||
電話 |
0285‐20‐2843 |
|
|
||
授業の達成目標 |
|||||
1.近代建築についてその建築史的な意義を説明できる。 2.近代建築の様式、意匠、技術について、その特徴を説明できる。 |
|||||
各達成目標に対する達成度の具体的な評価方法 |
|||||
1.2.共に課題(口頭発表および提出レポート)の内容を設定水準で評価する。
|
|||||
評価方法 |
|||||
課題(口頭発表および提出レポート)では、完成度、論理性、表現力で評価し、定期試験を実施する。
|
|||||
授業内容 |
授業内容に対する自宅学習項目 |
自宅学習時間 |
|||
1.近代建築の発生(産業革命と建築,近代建築の造形,近代建築の様式)(4週) |
新工法とエンジニア、鉄骨造建築の発達、近代建築運動の発生、ウィリアムモリスの工芸運動、アール・ヌーボー、各国の新芸術運動、ワーグナーの建築理論、ゼツェション、近代造形の先駆、保守的傾向における合理主義、芸術と産業の融合、建築表現の革新、鉄筋コンクリート造の開拓などについて学習する。 |
16 |
|||
2.近代建築の発展(第一次世界大戦後の近代建築,国際建築の発展)(6週) |
表現主義の建築と意義、工業主義的近代建築の造形理論、バウハウス、エスプリヌーボーとコルビジェ、バウハウス、近代建築家の国際的交流、シアム、住宅問題と建築の工業、生活の最小限住居、新しい都市像への提案などについて学習する。 |
24
|
|||
3.近代建築の発展(1930年代の近代建築,第二次世界大戦後の近代建築)(4週) |
アメリカ合衆国と工業主義の建築、近代建築の普及、イギリスの状況、北欧における地方主義、イタリアとスイスのエンジニア、アメリカ合衆国の状況、反国際建築の動き、ライトと有機的建築などについて学習する。 |
16
|
|||
4.地元の近代建築(調査発表)(1週) |
地元の近代建築の調査、分析、プレゼンテーション |
4
|
|||
キーワード |
近代建築,産業革命,国際建築,工業化,建築様式,近代化 |
||||
教科書 |
藤岡通夫他「建築史」(市谷出版社) |
||||
参考書 |
藤森照信「日本の近代建築」(上・下)(岩波新書)、桐敷真次郎「近代建築史」(共立出版)、日本建築学会編「近代建築史図集」(彰国社) |
||||
小山高専の教育方針@〜Eとの対応 |
E |
||||
技術者教育プログラムの学習・教育目標 |
|||||
(C-2), (E-1) |
|||||
JABEE基準1の(1)との関係 |
(a), (b) |
||||
カリキュラム中の位置づけ |
|||||
前年度までの関連科目 |
建築史、現代建築論 |
||||
現学年の関連科目 |
まちづくり論 |
||||
次年度以降の関連科目 |
文化財保存論 |
||||
連絡事項 |
|||||
1.課題は、授業時に提示する。 2.近代建築は、近世からの建築形態から大きく変容し、現代建築の成立を理解する上で欠かすことの出来ない建築である。現代建築との関連を常に意識しながら理解を深めてほしい。 3.近代建築の大きな特徴の一つに国際性がある。各地域の建築様式が、近代に入って国際様式となって世界を席巻したのである。その結果、各国間の社会情勢の変化は、敏感に建築にも影響してくることになる。建築様式の変革と社会情勢の変化を常に意識しながら、学んでほしい。 |
|||||
シラバス作成年月日: |
|||||