実験番号7 

「果実中の有機酸の定量」

(テキストp58〜p60)


目的:レモン及び夏みかん等の柑橘類(かんきつるい)の果実中に含まれる有機酸を、
0.1mol/L 水酸化ナトリウム標準液で滴定し、クエン酸としてその含有率を求める。


実験のポイント
「滴定の終点における溶液の変化 を見逃さない!」



Key words:有機酸、中和反応式、フェノールフタレイン、滴定曲線



↑開始時の溶液の色↑

ビュレットを用いて、滴定を開始します。
反応すると、
淡く桃色に変化します。

ポインタ(マウスの先)を合わせると、
滴定量が多すぎた場合を示します。






実験を行う上で観察して欲しいところや注意事項
@ 実験に使う柑橘類は飲食用ではありません。
A 色の変化は非常にわかりにくいです。集中して色の変化を観察しましょう。
B 色の変化を見やすくするために、白い紙をひいて滴定を行いましょう。



レポートを書く上で必ず調べて欲しい事項
@ フェノールフタレインはどのような分析操作に使用される指示薬か調べましょう。
A 今回の実験の指示薬として、何故フェノールフタレイン液を選んだのでしょうか。
B フェノールフタレイン液以外の指示薬はどのようなものが考えられますか。
C 実験で得られた有機酸の含有率は、テキストの値と比べてどうでしたか。
大きく異なった人はその理由を考えてみましょう。



ちょっと難しい問題 (図書館などで調べてみましょう)
@ フェノールフタレイン液の示す色の変化を化学反応式で示して説明してみましょう。



Q&A(過去のレポートより)
Q1:滴定の終点の色がわかりにくいです。

A1:フェノールフタレイン液を入れすぎていませんか
A2:滴定の時にビーカーを良く振り混ぜて反応を良く観察していますか




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