研究実績 2000年 リンクが張られている項目をクリックすると,抄録を読むことが出来ます。 |
所属 | 学生氏名 | 研究題目 |
SS2 | 高橋義明 | DSPによる信号処理システムの開発 |
DSPスターターキットは,高速なDSPにより,容易にディジタル信号処理を行うことができる安価な装置である。 本研究では,DSPスターターキットに自作のRAMボード及び7セグメントLED表示器の増設を行い,システムの開発を行った。 開発したシステムは,パワースペクトル及びWigner分布を計算し,オシロスコープに出力するスペクトラムアナライザと, 室内の残響時間を7セグメント表示器に出力する残響音計測システムである。両システムについて開発報告と検討を行う。 |
所属 | 学生氏名 | 研究題目 |
SS1 | 石山亮 | 周波数推定法に関する研究 |
正弦波の標本値ら周波数を推定するProny法とBinary法による周波数推定器実現のため, 標本値への雑音混入による周波数推定誤差について検討を行った。 さらに,Prony法周波数推定器を製作し,周波数推定誤差の検討を行った。 また,Binary法で雑音耐性の向上が図れるアルゴリズムを考案し,シミュレーションによって検討を行った。 |
所属 | 学生氏名 | 研究題目 |
5D | 鈴木エミ | シンバル音の分析 |
本研究では,シンバル音を周波数成分で時変解析する従来の方法と, シンバルにひずみゲージを取り付けることでシンバル振動の動特性を分析する2つの方法を用いて分析を行った。 ひずみゲージを用いた分析では,シンバル振動をひずみゲージからの出力で観察することができた。 ひずみゲージを用いた分析は,前例が無く今後のシンバル研究の発展に寄与するものと思われる。 |
所属 | 学生氏名 | 研究題目 |
5D | 高塩真 | 打楽器音の分析 |
打楽器音の分析を行うために,短時間フーリエ変換及びウィグナー分布の計算を行い, それぞれの時変スペクトルの描画を行うアプリケーションの開発を行った。 また,エイリアスを除去するために使用する,ローパスフィルタ装置の内部回路の改良を行った。 無響室において,スネアドラム,バスドラム,フロアタム,ティンパニの各打楽器を測定し, 開発したアプリケーションを用いて,各楽器のスペクトルを求めた。 その結果により各打楽器音スペクトラムの比較,及び打ち方や撥の種類によるスペクトル形状の変化に対する考察を行い, 各打楽器音の性質を示すことができた。 |
所属 | 学生氏名 | 研究題目 |
5D | 堀江寿司 | エフェクタの開発 |
DSPスターターキット(DSK)を用いて,楽器音操作を行うためのエフェクタの開発を行った。 ディストーション,トレモロ,オートワウ,フランジャーを作成し, それぞれにギター音を入力することでエフェクト音を得ることができた。 エフェクトのパラメータを実時間で変えるためのスイッチをDSKに取り付け,その動作を確認することができた。 |