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平成 19年 第1回 建築学科 山本嘉孝

「自己流読書」

 我々は、先輩から読書を薦められる。それらの本は長い間多くの人達に読み継がれてきているが、少々難しくて馴染み難い。それに、インターネット、携帯電話やゲーム器等の普及で情報の伝達が活字でなく映像が主役となり本を読む機会が減った。読書は何かを読み取り、想像し論理展開できる能力が養える効能がある。

 堅苦しい本を読むのが苦手な私は「読書」を広義に解釈して、活字を追っかければよいと考えることにしている。新聞、週刊誌、月刊誌や推理小説等の本もどきを市内の図書館を利用して濫読している。

 将棋が好きで、関連する本を多少読んでいるが、故大山名人の「駒の持ち味を百パーセント引き出せ」という語録が好きです。経営者は様々な能力と特質を持った駒を最大限生かせと、裏では社員は能力と特質にあった仕事を誠実・謙虚にこなせということです。関連して次のように述べています。駒には心がないから、将棋は難しいが、人は誠意を持って尽くせばそれに応じた働きをしてくれる。

 どんな本でもそれなりに考えさせてくれるものです。まず、新聞を読むことと、図書館にある漫画系の本を全て読んでみたらどうでしょうか。

(建築学科  山本 嘉孝)
「高専だより No.140 掲載」