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平成 29年 第1回 電気電子創造工学科 山田靖幸

電子ジャーナルと卒業研究・特別研究


 学生の皆さんは普段どのようにインターネットを活用しているでしょうか.特に,卒業研究・特別研究では,インターネットの活用なしには研究の遂行もままならないことが多いのではないでしょうか.今の時代は,自分が学生の頃の10〜20年前と比較しても,比べ物にならないほどインターネットが格段に進化しました.極論を言えば,欲しい情報はほとんど何でも手に入るようになりました.その代わり,昨今話題のフェイクニュースに代表されるような虚偽の情報も非常に多く,どの情報が正解なのかは自分自身で考えなければなりません.学生の皆さんにとっては,これは非常に難しいかもしれません.


 しかし,学術的な情報に限って言えば,インターネットで利用できて,しかも信頼性が高いものがあります.それが「電子ジャーナル」です.これは,雑誌などに掲載された論文や記事等をオンラインで読むことができるようにしたものです.検索やリンク機能が充実していて,参考文献や二次資料などへのアクセスにも便利です.電子ジャーナルには様々な種類があります.普通は一般家庭からのアクセスが制限されていますが,大学や高専などの高等教育機関などでは定期購読の形式でアクセスできるようになっています.また,アクセス制限されていても,abstract(概要)は多くの場合読むことができます.abstractは,論文を全部読まなくても,これだけ読めば何が書いてあるのかがわかりますので,その収集だけでも役に立ちます.電子ジャーナルの利用方法については,本校の図書情報センターのホームページ等を参照してください.


 さて,インターネット上の情報を研究に役立てる上で是非覚えておいてほしいのは,調べたい事柄を検索するのにも工夫がいる,ということです.皆さんは,ある事柄をあるキーワードで検索して出てきた初めの方の論文や記事等だけを読んで満足していませんか?また,満足な情報が得られずあきらめたりしてはいませんか?満足したりあきらめたりする前に,例えば「キーワードを同じ意味の別の言葉に置き換えてみる」「論文や記事の中で関連のありそうな事項を探し出し,それで検索してみる」「論文や記事の中の参考文献も読んでみる」などを試してみてください.そのような試行錯誤自体が勉強にもなりますし,意外な発見もあるかもしれません.


 電子ジャーナルを活用して卒業研究・特別研究を充実させましょう.


(電気電子創造工学科  山田 靖幸)
「工陵(小山高専だより)Vol.2 掲載」