酸化還元反応

酸化数とは、「対象の物質が極限にまでイオン化
したと仮定した状態の
イオンの価数」である。

イオンの価数?と言う人は自分で調べてみましょう。

さて、では酸化数とはどのように決められてるのでしょうか。


酸化数の基礎ルール
その@ 単体の中の原子の酸化数は、0(ゼロ)である
例: H2, O2, Cu, C, Si … の中の原子の酸化数はゼロ
  
そのA 化合物の中のHは、+I (+1) の酸化数を持つ
例: HClのHは+I。H2Oの中のHも+I
      
そのB 化合物の中のOは、-II (-2) の酸化数を持つ
例: H2Oの中のOは、-IIである
   
そのC NaとKは+I、MgとCaは+II、Alは+III、Fは-I の酸化数を持つ
      
そのD 単原子イオン(1種類の原子からなるイオン)の原子の酸化数は、
そのイオンの価数,符号と同じである
例: Na のNaは+I、O2-のOは-II
    
そのE 多原子イオン(複数の原子からなるイオン)では、
各原子の酸化数の和は、そのイオンの価数,符号と同じである
例: OH- → (-II)+(+I)
    
そのE 化合物中の酸化数の総和は0(ゼロ)である  (←超超重要!)
例: NaCl → (+I)+(-I)=0、H2O → (+I)×2 + (-II) =0
     
注意:例外は除いています!(後でまとめます)

以上のルールを念頭に置き、次のステップです。
問題を解く上で重要なのは、"未知の酸化数"の求め方です。







ごめんなさい!工事中!


前のSTEP1へ



分析実験TOPページへ戻ります