平成 16年　第1回　建築学科　尾立弘史

本年４月より図書館が組織名変更で「図書情報センター」になり、本年よりセンター長に就任いたしました。よろしくお願いします。名称の変更は当面は組織運営上の理由ですので、利用者には今までどおりの図書館としてご利用願います。

 「図書情報センター」に名称変更した理由の中には、今後、図書資料のデジタル化や、それに伴う学内の「情報科学教育研究センター」等との連携、学外の図書館ネットワークとの連携などが考えられています。学外の種々のデータベースの利用や学内資料のデータベース化も課題です。また、独立行政法人化後の学校運営の一環である地域への貢献策として、図書館のより一層の地域開放も求められるでしょう。

 課題はたくさんありますが、ここ数年来、校舎の改修工事に伴い、図書館の建物の一部が教室やゼミ室に転用されて利用されていましたが、ほぼ工事も終了し、建物全体が図書館としてやっと利用できるようになりました。面積的にはそれほど狭さを感じさせないものになったと思います。

 施設面としては、一部書庫が狭く今後の蔵書増にいつまで耐えられるかという課題や、利用の多いマルチメディアルームの拡充、グループ学習室の整備も課題です。開架書庫の書庫の高さが高く見通しが利かないこと、１階と２階に分かれているため、２階に職員の目が行き届かないこと等が指摘されています。２階からも出入りさせて欲しいとの要望もあるようです。図書館としては館内への飲食物の持込が当面の課題です。これをなくすことができれば２階からの出入りも可能だろうと思います。

 以上簡単ですが、今後の課題のいくつかを整理し、就任の挨拶に代えさせていただきました。

（建築学科　　尾立　弘史）
「高専だより　No.130　掲載」