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平成 18年 第2回 物質工学科 川越大輔

本を傍らに!

 『読書』について、学生の皆さんへアドバイスをしたいと思います。

  学生の身分を離れ反省することの一つに、もう少し本を読めば良かったということがあります。「早くこの本に出会っていれば」、「このような世界があるのか」などなど、これまで本を読まずに損をしてきたと感じることは、数限りなくあります。

  もちろん、実際に経験をしなければ絶対に得られないということは多くあります。しかし、時間・お金等の制約により実際には不可能なことでも、本を読むことによって擬似経験できることもあります。社会人になってからでは、本を読む機会が減ってしまうでしょうし、もしかしたら、それからその本に出会ったのでは遅すぎる場合もあるかも知れません。学生の皆さんには、社会に出る前に多くのことを本から得て、自分の力として欲しいと思います。

  小山高専の図書館は、非常に幅広い分野の本が備わっており、理工系の専門書のみならず話題の文学や歴史、哲学等も読むことができます。こうした本をきっかけに、自分の専門分野だけでなく様々な分野に対しても、広い興味や知識を得ることができるすばらしい施設だと思います。

  図書館を見渡してみて、少しでも興味を持てる本があれば、たとえ全部読むことができなくても、思い切って借りてみましょう。

  まず、本を手にとる機会を増やすことから始めてみてはいかがでしょうか?本から得られるものは、きっと大きいはずです。

  −自らへの反省も込めて−

(物質工学科  川越 大輔)
「高専だより No.138 掲載」