【小山高専地域連携協力会設立趣意書】
小山工業高等専門学校は、昭和40年4月に栃木県小山市に技術者育成のための高等教育機関として創設され、その後、学科の増設や改組とともに専攻科を設置するなど、社会の要請に応じて教育及び研究の充実を図ってこられました。この間7千数百名の卒業生を世に送り出し、その多くは技術者として活躍し、近隣地域をはじめ全国の産業界において大いに貢献されております。 小山高専は当初より産学連携活動に熱心であり、これまでも学内に併設の地域連携共同開発センターの産学官連携部門、研究開発部門、教育文化活動支援部門の3部門を中心に、学校全体で技術相談・共同研究を通じて地域の産業技術の発展に貢献し、並びに地域の小中学校等への出前授業を通じた理科教育への支援を積極的に行っておられます。また、同校はものづくり教育に熱心に取り組み、「全国高専ロボットコンテスト」ではほぼ毎年全国大会出場を続けるとともに、昨年は栄えある「ロボコン大賞」を受賞され、その他の学生の活動においても全国大会で数々の栄誉に輝いておられます。 小山高専は平成27年に創立50周年を迎えますが、グローバル化する産業界にふさわしい創造的技術者の育成を目指して、本年4月、電気情報工学科と電子制御工学科を統合して電気電子創造工学科を創 設されました。新学科は、環境共生エネルギー、制御システム、情報デザインの3コースを設け、電気電子分野の最先端の教育研究を目指しています。また、物質工学科・機械工学科・建築学科においても、それぞれ地域ニーズに対応し、地域の発展に貢献できるよう、カリキュラムの高度化等が図られています。さらに、同校では昨年度より「地域連携共同開発センター棟」の改修と新鋭機器の導入が図られ、学生教育とともに産業界に開放し産学連携の一層の推進を企画しています。 この機会に、地域産業界が同校のものづくり教育を後押しし、また相互交流して学校と地域産業界との連携を深めるため、小山市をはじめとして近隣地域の企業経営者や技術者の有志を募り、ここに「小山高専地域連携協力会」の設立を計画しました。 この小山高専地域連携協力会は、次の事項の遂行を主な目的として設立します。 平成25年7月 吉日 発起人代表 大 森 武 男 株式会社大森一級建築士事務所 代表取締役 発起人 大久保 寿 夫 小山市 市長 後 藤 利 夫 小山市商工会議所商工会協議会 会長 鈴 木 廣 明 小山市工業会 会長・関東特機株式会社 代表取締役 信 原 正 樹 株式会社小松製作所 執行役員小山工場長 伊 藤 勤 公益財団法人栃木県産業振興センター 理事長 中 西 英 一 株式会社ナカニシ 代表取締役社長 八 木 仁 株式会社シンデン 代表取締役 |