本文へスキップ

物質工学科 植田泰之特命助教が『とちぎテックプラングランプリ』にて”最優秀賞”を受賞しました

本校物質工学科 植田 泰之 特命助教が、令和4年3月27日栃木県庁にて行われた「とちぎテックプラングランプリ」に出場し、最優秀賞に輝きました。

このグランプリは、科学技術をもとに栃木から世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持つチームや個人がエントリーしてプレゼンテーションを行い、優れた取り組みを発掘・育成するものです。栃木県内から25件の応募があった中、9チームのファイナリストの一つに選抜され、植田特命助教は「簡便合成かつ選択的な吸脱着が可能な有機多孔質材料の開発」というテーマで発表を行いました。

植田特命助教は、機能性有機化合物の設計と合成について研究しています。化合物を瞬時に識別し吸着する上、吸着した物を脱着することが可能な材料を合成しました。本技術は環境汚染に限らず製造、医療、創エネルギー分野等の多様な現場での活用が期待されています。世界規模の環境課題と本技術の重要性についてプレゼンテーションを行い、審査員や聴衆から最も高い評価を受けました。

【植田特命助教のコメント】
研究室やGEAR5.0での取り組みが産学官金民様々な業界の視点から評価され、最優秀賞をいただけたということを大変意義深く感じております。世界規模で解決しなければならない環境汚染を含めた多くの問題解決に向けて、これからも面白いモノづくり職人を目指してより一層研鑽を積んでまいります。本研究の推進および今回の受賞に際し、日頃からご協力をいただいている共同研究者並びにGEAR5.0の関係の皆様に深く御礼を申し上げます。




物質工学科 田中孝国教員が執筆したバイオエネルギーに関する専門書が出版されました

11月10日、物質工学科の田中孝国教員が執筆(共著)した、バイオエネルギーに関する専門書が
CMC出版より発行されました。

【書籍名】
「バイオエネルギー再燃」
https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=8438

【田中教員が執筆担当した分野】

MFC (微生物燃料電池) と、海洋性細菌による高濃度窒素含有廃水処理の2つを融合した廃水処理プロセス(MFC-Anammox)を考案し、その都市下水処理への適用に向けた基礎研究について共同研究者らと執筆しました。特に、嫌気性アンモニア酸化細菌である海洋性Anammox細菌が活性を示す塩分濃度や温度について、研究を行い、その特性についてまとめています。

【本書の社会的意義】

2020年の後半から、世界に広がったパンデミックのコロナ禍により経済活動が縮小したが、その反面、環境は改善するという皮肉な結果が世界に現れています。しかし、地球の温暖化は着実に進んでおり、世界各地での、突然のスコール(集中豪雨)や土砂災害などに見舞われる惨状を目の当たりにすると、化石燃料に依存する世界の見直しの進行を望むのも事実です。アメリカのトランプ政権からバイデン政権への転換は、アメリカの温暖化対策への再加入や、温暖化ガス最多排出の中国の積極的な参入や日本をはじめとする世界の石炭発電の排除が進み、パリ協定がやっと実質稼働し始めました。世界的にSDGsが浸透し、カーボンニュートラルや脱炭素(カーボンフリー)など、大気中のCO2を増やさない動きが盛んになっています。エネルギーについては、カーボンニュートラルの実現をめざして、バイオエタノールや藻類バイオ燃料といった二酸化炭素排出量が少ないバイオ燃料の普及がもう一度取り上げられてきています。本書では、バイオエネルギー研究で、上記のような、先進的で創造的な研究内容を展開しておられる研究が紹介されています。

BCSJ誌に掲載された物質工学科 西井圭准教授らの論文が日本化学会論文賞(BCSJ Award)を受賞しました。

 物質工学科、西井圭准教授らが執筆し、Bulletin of the Chemical Society Japan (BCSJ:日本化学会欧文誌)に掲載された研究論文が、BCSJ Award Articleとして選ばれ、日本化学会論文賞(BCSJ Award)を受賞しました。 本研究成果は理化学研究所およびDalian University of Technologyとの共同研究です。

論⽂題名︓Synthesis of Thermoplastic Elastomers by Yttrium-Catalyzed Isospecific Trans-1,4-Polymerization of (E)-1,3-Pentadiene

 本論文(Open Access)では、新しいゴム材料の開発に成功し、材料の物性評価について詳しく説明しています。具体的には、新しい「熱可塑性エラストマー」という材料の合成に成功しました。本材料は、成型加工後においても加熱することで軟化し、再度成型加工することが可能でリサイクルにも適した材料です。

【参考リンク】CSJ Journals(外部HP)
https://www.journal.csj.jp/doi/abs/10.1246/bcsj.20210026


     

植田泰之特命助教(GEAR5.0)が研究助成に採択されました

 本校物質工学科の植田泰之特命助教(GEAR5.0)の研究テーマが栃木県産業振興センターの公募する2021年度の「世界一を目指す研究開発助成事業」に採択されました。 同事業は、栃木県内の中小ものづくり企業や理工系大学等の高等教育機関に属する若手の研究者や技術者が、「小さくとも世界一」の技術等の開発を目指して行う事業を対象とした助成です。

研究課題名
「高反応性分子を合成基盤としたπ拡張三次元分子の合成と電子デバイス化への応用」

本財団の一般研究助成の詳細や採択結果は、下記より確認できます。
・公益財団法人栃木県産業振興センターHP http://www.tochigi-iin.or.jp/index/3/4.html

本件の採択について2021年(令和3年)7月10日(土)付け下野新聞11面に掲載されました。


物質工学科 ⻄井圭准教授が研究助成に採択されました

 本校物質工学科の西井圭准教授が公益財団法人小笠原敏晶記念財団の一般研究助成に採択されました。
本財団の⼀般研究助成とは、理学・工学領域の高分子分野における、機能性高分子素材・高分子成型、切削、接着等の加工・高分子成形の金型・プラスチックを利用した新機能部品・高分子の廃棄及びリサイクルに関する研究開発に対して助成されます。なお、高専としては西井准教授の研究課題が唯⼀採択されたものとなります。
     
研究課題名 「新奇ステレオテーパードブロックポリマーの合成と物性評価」
     
本財団の⼀般研究助成の詳細や採択結果は、下記より確認できます。

【参考リンク】公益財団法人小笠原敏晶記念財団(外部HP)
https://ogasawarazaidan.or.jp/science/general/


物質工学科 西井圭准教授らの論文がBCSJ誌に掲載されました

 本校物質工学科、西井圭准教授らが執筆した研究論文が、Bulletin of the Chemical Society Japan (BCSJ:日本化学会欧文誌)に掲載されました。本研究成果は理化学研究所およびDalian University of Technologyとの共同研究です。

論⽂題名︓Synthesis of Thermoplastic Elastomers by Yttrium-Catalyzed Isospecific Trans-1,4-Polymerization of (E)-1,3-Pentadiene

 本論文(Open Access)では、新しいゴム材料の開発に成功し、材料の物性評価について詳しく説明しています。具体的には、新しい「熱可塑性エラストマー」という材料の合成に成功しました。本材料は、成型加工後においても加熱することで軟化し、再度成型加工することが可能でリサイクルにも適した材料です。

【参考リンク】CSJ Journals(外部HP)
https://www.journal.csj.jp/doi/abs/10.1246/bcsj.20210026


     

理工系の進路選択に関するキャリアレクチャーならびに演示・体験実験を実施

2020年2月25日(火)に、小山第三中学校の1年生約260人に対して、理工系分野の働き方や学びに関する特別授業を実施しました。

はじめに、飯島道弘教授による「理工系の進路選択」に関するキャリアレクチャーを行いました。「どのような経緯で理系を選択したか」、「理系の仕事にはどんなものがあるか」、「いまから知っておいてほしいこと、心がけてほしいこと」などについて、自身の経験・体験も含めた講演を行いました。
次に、髙屋朋彰講師による演示・体験実験を行いました。水溶液の性質という中学生に身近な化学の反応を利用して一瞬で水の色を変えたり消したりする実験では、驚きの声が上がりました。また、中学校の先生方にもご協力いただき、チョコレートの甘味を感じなくする体験実験も行いました。

本取り組みに関する記事が、2/27(木)の下野新聞に掲載されました。
 



過去の情報(2015~2017年度
過去の情報(~2014年度



バナースペース

独立行政法人国立高等学校専門機構
小山工業高等専門学校 物質工学科

〒323-0806
栃木県小山市大字中久喜771番地
TEL 0285-20-2100 (代表)
FAX 0285-20-2880 (代表)


Department of Materials Chemistry and Bioengineering
National Institute of Technology, Oyama College
(OYAMA KOSEN)

771 Ohaza-Nakakuki, Oyama, Tochigi, 323-0806, JAPAN
TEL +81-285-20-2100
FAX +81-285-20-2880
(representative)