小山高専の概要

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小山高専Q&A

小山高専 Q&A 小山高専を知るための10項目

1)高専ってどういう学校ですか?

高専とは、高校に相当する3年間と大学の1、2年に相当する5年間で、工業等の専門技術者を育成する学校で、工業高専では大学の工学部と同程度のことを勉強したことになります。全国には、国立高専51校、公立高専3校、私立高専4校があります。全国の高専については、独立行政法人国立高等専門学校機構のホームページをご覧ください。

 

2)高専と高校との校風の違いについて教えてください

高専では、入学すると「生徒」ではなく「学生」と呼ばれます。自ら積極的に学ぶ姿勢と自主的に行動することが求められ、学内の雰囲気は大学に近いものがあります。したがって、3学年までは、年齢的には高校生と同じですが、運動部の対外試合などで高校生と交流する場合を除くと高専生活では高校を意識することはほとんどありません。

 

3)小山高専の専門学科について教えてください

小山高専には、機械工学科・電気電子創造工学科・物質工学科・建築学科の4学科があります。詳しくは、小山高専のホームページやカレッジガイドなどをご覧ください。

 

4)授業について教えてください

高専の授業は、一般科目と専門科目に分かれています。一般科目では国語、社会、英語などの高校と似た科目を学び、専門科目では高校にはない、より専門性の高い科目を学ぶことになります。理数系の授業は高等学校より少し難しいかもしれませんが、質問に対して先生が親身になって答えてくれますので、安心してください。
科目の構成は、進級するにつれて専門科目の授業時間が多くなります。詳しくは、小山高専ホームページ等に示されている開設科目一覧や授業内容を示した要目(シラバス)を見てください。高専で学ぶ内容は、一般科目は大学の教養課程、専門科目は工業高校より大学の工学部に近いレベルです。したがって、大学の工学部を卒業したと同程度のことを勉強したことになります。

 

5)課外活動について教えてください

部活動としては、硬式野球、サッカー、バスケットボール、バドミントン、剣道、空手道などの運動部と、自然生物研究部、吹奏楽部、文芸部などの文化部、そして特徴的なのが機械工作研究部やエレクトロニクス研究部などがあることです。運動部には高専体育大会があり全国の高専が競い合います。一部の運動部は、高校や大学の大会にも出場しています。

 

6)ロボコンに出たいのですが?

毎年、NHKでロボコン(ロボットコンテスト) が放映され、皆さんも興味を持って見ているのではないでしょうか。見ているとかっこいい、やってみたいと思うでしょう。しかし、ロボコンの高専大会に出場 するには学内の選考があり、アイデアを出して学内審査を受けます。小山高専では、それを通れば、所属する学科にかかわらず参加することができます。地区大会で優勝するかアイデアが認められたチームが、晴れて全国大会に出場できます。
また、小山高専の学生は、ロボコンのほかにもプログラミングコンテスト、省エネカーコンテスト、デザインコンペティションなど、様々なコンテストに積極的に参加し実力を発揮しています。
なお、ロボコン等各種コンテストに関する詳細は、小山高専のホームページをご覧ください。

 

7)学生寮について教えてください

自宅が遠い等の理由で通学が困難な学生のために学生寮が用意されています(入寮希望者は選考の上、入寮を許可しています。入寮を希望する方は事前に学寮施設の見学及び本校寮務スタッフとの懇談をお勧めします)。女子寮もあり、男女合わせて190人程度が寮で生活しています。原則として2名以上の寮生との共同生活となりますが、低学年は一つの部屋を複数人で使用し、高学年になると個室となる場合があります。寮は、先輩・後輩の交流や、留学生もいるので国際交流の場ともなります。

 

8)卒業後の進路はどうなりますか?

高専を卒業すると、就職、高専専攻科に進学、大学に編入学等の道があります。就職の求人倍率は、小山高専全体で約27倍(令和5年度実績)と高いです。また、専攻科とは、高専を卒業してさらに2年間学ぶところで、修了後は就職や大学院への進学の道があります。大学への編入学は、基本的には大学の3年次に編入学します。小山高専から編入学する大学の多くは国公立大学ですが、センター試験は受験せず、推薦や学力試験で編入学できます。就職先・進学先一覧は、こちらをご覧ください。
なお、小山高専の専攻科に関する詳しい説明は、こちらをご覧ください。

 

9)校則について教えてください

服装に関する規則は厳しくないので、常識の範囲内で自由な服装で登校します。服装だけでなく、校則で禁止されているものは少なく、バイクや自動車の免許を取ることも可能で、条件を満たせばバイクや自動車で通学することもできます。

 

10)留年や退学する学生がいると聞いたのですが?

授業において2/3以上出席し、必要単位数を取る(不可科目が5単位を超えない)等の基準をクリアーすることで進級しますが、中には達成できず留年等する学生がいます。留年や退学率は、学年や年度によっても変化がありますが、平均化すると留年率は2.3%程度、退学率は2.7%程度です(ただし留年学生には、海外留学等も含まれます)。各科目の単位については、60点で合格となりますが、真面目に授業を受けていれば、7割以上点数が取れるようにはなっています。留年する学生については、欠席が多かったり、課題を提出しない、真面目に取り組まないものがほとんどです。高専生は、これらを達成した学生だからこそ、希望した難関な進路であってもスムーズに到達することができるのです。

 

 

もっと小山高専について知りたいのですが?

学校説明会、オープンキャンパス、工陵祭(学校祭)、公開講座を開催しており、学校の様子や在校生の様子を見ることができます。オープンキャンパスや工陵祭(学校祭)では、進学相談コーナー(女子生徒相談コーナー含む)もあります。是非一度、足を運んでみてください。
なお、入試に関することについては、小山高専のホームページの本科入学試験情報をご覧ください。さらに、本校教務係に連絡をいただければ、いつでも対応いたします。