研究開発部門
研究開発部門では、産学官連携活動による企業との共同研究開発を推進しています。
1.センター配置図

2.学外の方のセンター利用方法について
学外の方は、小山高専の教員と共同研究契約を結んでいる場合にご利用いただけます。共同研究の研究員と
して、担当教員を通じて利用手続きを行ってください。
3.主要設備紹介
アームロボット
(機能及び用途)
産業用ロボットとして開発されたアームロボットを福祉機器の評価装置として改良を加え、主として福祉機器の耐久試験を行うことができる。
(機種)
安川電機製 YR-UP50-A0
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50kN疲労試験機
(機能及び用途)
万能型で、静的(静荷重)・動的(疲労荷重)の試験が可能である。金属材料を中心とした各種試験片の疲労限度の評価ができる。
(機種)
島津製作所 EHF-EA5T-20L
(仕様)
容量 5t、±25mm変位
速度 0.0001~20Hz(正弦波)
波形 正弦、ランプ、ホールド波
制御方法 デジタル
駆動方法 油圧
冷却方法 水冷
可能試験形式 引張、圧縮疲労
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軸力-ねじり疲労試験機
(機能及び用途)
軸力(引張および圧縮)にねじりを加えた2軸による静的・動的試験が可能。
(機種)
インストロン 8874
(仕様)
軸力最大荷重 2.5t
ねじり容量 ±100Nm
波形 正弦、ランプ、ホールド、台形波など
制御方法 デジタル
駆動方法 油圧
冷却方法 水冷
可能試験形式 引張、圧縮、ねじり
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10kN疲労試験機
(機能及び用途)
小型万能型で主としてプラスチック、セラミックス、金属小型試験片の静的・動的試験が可能。
(機種)
島津製作所 EHF-LV010K2-A04
(仕様)
容量 1t、±25mm変位
速度 0.0001~100Hz
波形 正弦、ランプ、ホールド波、三角、それらの組み合わせ
制御方法 デジタル(4830型コントローラ)
冷却方法 空冷
可能試験形式 引張、圧縮疲労
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走査電子顕微鏡(FE-SEM)
(機能及び用途)
電界放出形走査電子顕微鏡。
(機種)
日本電子 JSM-7800F
(仕様)
研磨機・切断機等の試料作成装置有。
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誘導結合プラズマ発光分析装置(ICP)
(機能及び用途)
高周波プラズマ発光により溶液内の微量元素の定性及び定量の分析ができる。
本装置は、72種の元素の同時分析ができる、極めて能率的な装置である。
(機種)
日立ハイテクサイエンス PS3520UVDD
(仕様)
1.1PPb~1000PPmまでの広範囲分析濃度
2.72種の元素の同時分析
3.無機物、有機物に含まれる微量元素分析
4.最大170試料のオートサンプラー付
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核磁気共鳴装置(NMR)
(機能及び用途)
種々の原子核の共鳴スペクトルが測定できるフーリエ変換核磁気共鳴装置です。適当な溶媒に可溶な物質の同定および構造の分析ができます。液体窒素自動供給装置から液体窒素が取り出せます。
(機種)
日本電子 JNM-ECXII
(仕様)
1.測定核種 1H/19F, 31P to 15N, 39K, 109Ag
2.観測周波数 1H:400MHz
3.プローブ 4mm、3.2mm、2.5mm
(オートチューンシステム付)
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X線回折装置(XRD)
(機能及び用途)
X線を試料に当て、試料からの回折散乱線を計測し、試料の構造解析が行える。様々な機能が備わった、多機能の総合X線回折装置である。
(機種)
PANalytical Empyrean (パナリティカル社 エンピリアン)
(仕様)
1.粉末試料用の集中法光学系
2.薄膜試料用の平行法光学系
3.微小部測定
4.小角散乱による粒子系分布の測定
5.残留応力測定
6.255チャンネルの検出器
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光電子分光装置(XPS)
(機能及び用途)
X線を物質に照射したときに放出される光電子のエネルギー分布を測定し、その物質の化学結合に関する情報を得るための装置で、その主なようとは次の通りである。
(1)固体表面の元素分析
(2)化学結合状態の分析
(3)イオンエッチング併用による試料の深さ方向の分布分析
(機種)
日本電子 JPS-9010MX
(仕様)
X線源 Mg:500W、Al:600W
加速電圧:最大12kV
エミッション電流:最大50mA
試料:10mm×10mm以内。高さ5mm以内。同時に6試料まで測定可。
真空度 1.0×10の-7乗パスカル程度
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熱エネルギー発生特性評価装置
(機能及び用途)
薄膜や棒状の半導体材料の熱電特性を評価する装置です。主に熱電変換特性の指標となるゼーベック係数の測定に用います。小型ヒーターで試料端面を加熱して試料両端に温度差を付け、 試料側面に押し当てたプローブ間の起電力を計測します。V-Iプロットの自動測定機能など様々な機能があります。
(機種)
Ulvac製 ZEM-3
(仕様)
測定温度:室温から800℃まで
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太陽エネルギー発生特性評価装置
(機能及び用途)
太陽電池に単色光をリアルタイムフィードバックシステムにより、波長依存性のない定エネルギー、定フォトンを太陽電池に照射し、光電流から分光感度特性及び量子効率特性の測定を行うシステムです。 I-V特性、分光感度特性、拡散反射率測定、外部量子収率測定、内部量子収率測定など太陽電池の様々な特性測定が可能です。
(機種)
分光計器株式会社製 CEP-2000RS
(仕様)
測定波長域:300nm~1700nm
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プラズマ溶射装置
(機能及び用途)
アルゴン及びヘリウムガスに高電場をかけプラズマ化し、プラズマ焔の中にセラミック等の高融点粉体を導入、溶融し、基材に吹き付けて表面コーテングを施すものである。薄膜電子材料の製造も可能である。
(機種)
プラズマダイン社製 SG-100型
(仕様)
電源 200V×200A(40kW)
プラズマガス Ar及びHeガス、
溶射速度・膜厚 可変
粉体の種類 高融点金属、セラミックス、粉体径:5~100μm
被溶射基材 金属、セラミックス等の板(<200mm×200mm)及びパイプ外面(50mmφ×250mm)
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