お知らせ

電気電子創造工学科 久保教授の研究成果がメディア掲載されました

電気電子創造工学科 久保和良教授が新型コロナウイルス感染症の新しい数理モデルを開発し、2021年12月9日の国際会議(ICTSS2021)で最優秀発表賞を受賞した内容が、各種メディアに掲載されました。

【発表タイトル】

“On the incredible match between the number of people infected with COVID-19 and a simple engineering model AID”

【メディア掲載情報】

・テレビ小山「おやまニュース50」(2021年12月17日)

 参考URL:こちら(外部HPへ移動(久保教員HP))

・コミュニティFM「おーラジ」(2021年12月21日)

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・下野新聞(2022年1月20日)

 参考URL:こちら

【教員コメント】

「今回発表した数理モデルは、アナロジー手法を使った工学モデルで,新型コロナウイルス感染症第5波をうまく説明できます。

COVID-19で政府専門家は大阪大学中野教授の200年前のゴンペルツ曲線を基にする方法や京都大学中浦教授の100年前のカーマック&マッケンドリックのSIRモデルを使いましたが,AIDモデルでは第5波のピーク変化をより詳しく説明でき,その後の感染者数低下も説明できます。医学の知識によらずに直感的に理解できる特徴があります。

特にAIDモデルは,市民が日常のニュース報道の感染者数の傾向を見て,新型コロナ感染症がどのフェーズにあるかを把握し,予測できます。医療に詳しくない一般市民が直観的に理解できることから,我慢すべきタイミングやピークの過ぎるタイミングを直観的に把握できます。それによって市中から不安が消えて,無駄な買占めなどが避けられます。

現在新型コロナウイルス感染症の第6波の中にありますが,AIDモデルによって既に沖縄はピークアウトに向かうことが説明できています。この事象が日本国内に遅れて現れるため,現在は生活に我慢が必要で,市民や政府が間違った行動をとらなければ,数週間以内には峠を越えるであろうことが理解されます。」

【関連リンク】

新型コロナウイルス感染症の新しい数理モデルを、久保和良教授が国際会議で発表します

本校研究チームが国際会議で発表し、2件の表彰を受けました

 

2022年1月24日