お知らせ

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令和5年度 小山工業高等専門学校育英奨学金 奨学生の募集について

令和5年度の⼩⼭⼯業⾼等専⾨学校育英奨学⾦奨学⽣の募集を⾏います。
学⽣課学⽣係窓⼝にて申請書類を配布しますので、申請希望者は下記申請期限までに必要書類を揃えた上で提出してください。
【応募資格】 次のいずれかに該当する者
 1.本校に在学している学⽣のうち、申請時に⽣活保護を受けている世帯の学⽣
 2.授業料の納付が経済的に困難な世帯の学⽣(学級担任を通じて申請)
【給付⾦額】 授業料年額相当
【申請期限】 令和5年11月30日(木) 17時まで   ※期限厳守

※ 詳しくは学内掲⽰をご確認ください。

※ 奨学⾦情報については、各募集要項等が学校に届き次第、学⽣係向い側の掲⽰板⼜は図書館棟前の掲⽰板に掲⽰しますので、それをご覧ください。
※ 学⽣への連絡は原則として掲⽰板によって⾏いますので、⾒逃して後に⽀障をきたすことの無いようご注意ください。

2023年10月25日

高専ロボコン2023 全国大会出場決定!

 令和5年10月15日(日)、全国高等専門学校ロボットコンテスト2023関東甲信越地区大会が、駒沢オリンピック公園総合運動場で開催されました。本校からは2チームが出場し、Aチームは「デザイン賞」を受賞、Bチームは見事優勝し、全国大会出場を決めました。

 今大会の競技課題は「もぎもぎ!フルーツGOラウンド」。今年の競技のミッションは、「障害物を乗り越える」と「フルーツを収穫する」です。最大の見どころは「フルーツの収穫」。ロボットの制限高さを越える位置にあるフルーツの収穫や2周目以降に使うことができるお助けアイテムをいかに活用するか、アイデアの見せどころです。

 Aチーム「ラビットばね子」は、今年の干支に因んだうさぎをモチーフにした全国最軽量級のロボットであり、段差やロープなどの障害物を凹凸形状のタイヤのみでクリアするなど、軽々と競技課題をクリアするロボットです。準決勝で同校対決となり、ゴール目前の転倒で惜しくも敗れ、ベスト4となりました。ロボットの機能的な美しさや装飾が評価されデザイン賞を受賞致しました。

 Bチーム「ワンダフルケーキ君」は、ケーキをモチーフとしたロボットで,収穫したフルーツでケーキを完成していく様子をイメージしています。クッション性の高い独特な形をしたホイールで段差を軽々と超え、ロープはパクリと飲み込んですり抜け、安定して障害をクリアしていくロボットです。1周目から確実にフルーツを収穫して運ぶことで確実に60点を獲得することで勝ち進み、地区大会優勝、全国大会出場を決めました。本校の全国大会出場は、5年連続25回目(全国最多出場)となりました。

 全国大会は令和5年11月26日(日)、両国国技館で開催されます。引き続きの応援、よろしくお願いいたします。

■大会の模様はこちら(https://www.youtube.com/watch?v=ytOEy89uKmk)からご覧いただけます。
■テレビ放映予定:令和5年11月23日(木) 午後1時5分~1時59分(NHK総合・関東甲信越向け)

2023年10月24日

高専プロコン:小山高専チーム活躍!自由部門で敢闘賞表彰!(第34回福井大会)

 2023年10月14日、15日に開催された全国高等専門学校プログラミングコンテスト 第34回福井大会では小山高専から参加した2チームが活躍し、自由部門チーム「服薬守くん -メディカルサポーター-」が敢闘賞(企業賞)を表彰されました。

【自由部門】服薬守くん -メディカルサポーター-
 藤澤 颯介さん(電気電子創造工学科3年),青木 優哉さん(同3年),田代 幸助さん(同3年),癸生 川 大斗さん(同3年),長澤 陽生さん(同3年)
【競技部門】もしかして:再帰
 小川 拓也さん(電気電子創造工学科3年),谷島 大起さん(同3年),山田 納大さん(機械工学科2年)

<参加各チームメンバーのコメント>
■「服薬守くん -メディカルサポーター-」 田代 幸助さん
 私たちチームでは、認知症高齢者の服薬忘れを防止するシステム「メディカルサポーター服薬守くん」を製作し、プロコン本戦で発表しました。この課題は、私の同居する祖母と家族の問題をコンセプトにしたものです。そのため今回、本戦までにシステムを完成させ、発表し、企業賞という形でこの成果が認められたことはとても嬉しい限りです。また、自分の案に賛同し、ここまで製作をともにしてきてくれた4人のチームメンバー、製作を補助してくださった先生方や他の仲間、家族には感謝でいっぱいです。
■「もしかして:再帰」 加藤 裕槻さん
 今年の競技部門の課題は他高専と1対1で競う陣取りゲームでした。このゲームは「二人零和有限確定完全情報ゲーム」と呼ばれるゲームの一種で囲碁や将棋と同じ分類のものです。この種のゲームでは将棋AIや囲碁AIを始めとする対戦型AIの開発が盛んで、今回の本チームも対戦型AIの作成に挑戦しました。今年の参加メンバーは3年生2名と2年生1名で構成され、ネットワーク担当やAI作成担当など分担をして作業を行いました。 私自身はチームのまとめ役として選手とはまた異なる形での参加で、開発のほかにチーム運営など新たな取り組みを行うことができ、自身の成長にも繋がったと思います。
今年度は3年生を中心としたチーム構成となっていました。プログラム開発についてはチームメンバー以外のサポートも受けながら進められており、プロコンチームとしての総合力が年々増加していることを実感しています。来年度以降もさらなる活躍を期待しています。

・参考リンク(小山高専HP外に移動します)
全国高等専門学校プログラミングコンテストOFFICIAL WEBSITE 第34回福井大会(2023)
https://www.procon.gr.jp/?cat=1683

  

2023年10月24日

専攻科 物質工学コースの学生がベルリンで開催された国際会議で受賞しました

専攻科 複合工学専攻 物質工学コース1年生の 佐藤悠斗さんが、2023年9月17日~21日にドイツのベルリンで開催された国際会議 14th European Congress of Chemical Engineering and 7th European Congress of Applied Biotechnology (第14回欧州化学工学会議、第7回欧州応用バイオテクノロジー会議 合同大会)にてPoster Award “Biotechnology an d Life Science”に表彰されました。

 

発表題目:Optimization of edible nanoparticles based on biopolymer immobilizing rifampicin forsuitable drug delivery carrier

発表者:Yuto Sato, Keita Kashima

研究内容:海藻由来の可食性ポリマーであるアルギン酸を基材として、結核治療薬であるリファンピシンを固定化させたナノ粒子の調製に成功した。得られたナノ粒子を用いて薬剤溶出試験を実施し、人工 胃液中でリファンピシンの溶出を抑制するとともに、人工腸液中でリファンピシンが顕著に溶出することを明らかにした。本研究で見出したナノ粒子は、pH応答性のドラッグデリバリー担体として応用が期待できる。

 

本受賞は、同学会で世界各国の研究者・大学院生が発表した約400件のポスター発表から僅か3件が選ばれた賞のうちの1件でした。

佐藤さん、おめでとうございます!

 
ECCE&ECAB2023 in Berlin Germany発表会場


受賞した佐藤さん(左)と加島准教授(右)

2023年10月11日

電気電子創造工学科 久保教授らが標準教科書「回路設計」を出版

 9月22日(金)に久保和良 教授(電気電子創造工学科)井手尾光臣 技術専門員(技術室),加藤康弘 技術専門職員(技術室)らが執筆した「回路設計」が書籍化出版されました。これは電子制御シリーズ第2巻として,具体的な回路設計の基本を,高専生や若手技術者に読んでほしいという気落ちで執筆されています。

 本書では,部品の組み合わせに着目して,すでに学んだ回路理論を,設計現場で具体的に応用できるような記述がなされています。特につまづきがちなハイブリッドパラメータによる数学的回路分析手法は全く使わずに,直感的な設計のコツを身に着けていただけると思います。筆者らが授業で説明したこと,実験授業で実践したことをわかりやすくまとめています。これからの高専標準教科書として,また大学の講義でも使用可能な内容であり,さらに現場の技術者教育にも利用されることが期待されます。

【書籍URL】https://www.kindaikagaku.co.jp/book_list/detail/9784764960633/

2023年10月4日

電気電子創造工学科 久保教授らが標準教科書「計測工学」を出版

 9月29日(金)に久保和良 教授(電気電子創造工学科)井手尾光臣 技術専門員(技術室),加藤康弘 技術専門職員(技術室)らが執筆した「計測工学」が書籍化出版されました。これは電子制御シリーズ第1巻として,機械,電気,情報分野を広く捉え,横断型科学技術の基本を,高専生や若手技術者に読んでほしいという気落ちで執筆されています。

 本書では,計測を計装と度量衡の立場から,具体的に幅広く,わかりやすく説明しています。特に最新の国際単位系に基づく量と標準の記述に詳しく,具体的計測法では電気分野・機械分野・物理化学分野などからの幅広い記述がなされています。筆者らが授業で説明したこと,実験授業で実践したことをわかりやすくまとめています。これからの高専標準教科書として,また大学から大学院に至る講義でも使用可能な内容であり,さらに現場の技術者教育にも利用されることが期待されます。

【書籍URL】https://www.kindaikagaku.co.jp/book_list/detail/9784764960626/

 

2023年10月4日

一般科の長峰助教、神代助教らの研究ネットワークが研究助成に採択されました

 本校一般科の長峰孝典助教、神代真也助教らの研究ネットワークが令和5年度研究プロジェクト経費助成事業研究ネットワーク形成事業に採択されました。
本事業は、 全国各地で研究している研究者の連携を推進・支援して、さらに大きな研究成果を目指す研究ネットワークの構築を目的としたものです。

[ネットワーク名]
 数学分野と暗号分野の連携ネットワーク
[代表校]
 小山工業高等専門学校
[構成員]
 長峰 孝典 (小山工業高等専門学校, 代表者)
 神代 真也 (小山工業高等専門学校)
 金井 和貴 (呉工業高等専門学校)
 品川 和雅 (茨城大学)
 宮本 賢伍 (茨城大学)

[研究目的とその概要]
 本ネットワークの目的は、数学を用いた暗号方式の設計および安全性を解析すること、暗号理論から派生する新たな数学研究を発見することである。そのために数学分野と暗号分野の研究者からなるネットワークを構成する。具体的には、近年の暗号分野で注目されている技術である、秘密計算と耐量子計算機暗号を中心に、数学を用いた新しい暗号方式の設計・安全性解析と、それらから派生する新しい数学研究の発見を進めていく。

2023年10月2日