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2021年12月17日

本校研究チームが国際会議で発表し、2件の表彰を受けました

本校教職員の研究チーム論文と発表が、国際会議 ICTSS2021 にて最優秀論文賞および最優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。

【国際会議の名称】
the 5th International Conference on Technology and Social Science (ICTSS2021) held on Dec.7th-9th,2021 online

最優秀論文賞の対象となった論文のセッション番号、著者、題目は次の通りです。(表彰状PDFはこちら
・ICTSS2021 Day3-AM-A:IPS-02-a[16] Invited Paper (20min):
・Kazuyoshi Kubo, Masato Kasahara, Mitsuomi Ideo, Yasuhiro Kato (NIT Oyama College)
・On how we have dealt with the COVID-19 at NIT Oyama College
【概要】この論文は本校の電気電子創造工学科の久保教員、笠原教員、技術室の井手尾技術職員、加藤技術職員の合同チームにより、コロナ下での技術者教育、特に実験実習系の科目をどのように行い、感染症対策により感染拡大を起こすことなく高等教育にふさわしい水準の教育を実践したか、について具体的事例と対策項目を述べたものです。質疑応答では海外大学等から肯定的なコメントなどがあり、発表者は感染症対策の歴史的フロンティアである現在の活動を、国境を越えて学び合い、議論し合おうと訴えました。

最優秀プレゼンテーション賞の対象となった論文のセッション番号、著者、題目は次の通りです。(表彰状PDFはこちら
・ICTSS2021 Day3-PM-A:IPS-02-b[5] Invited Paper (20min):
・Kazuyoshi Kubo (NIT Oyama College)
・On the incredible match between the number of people infected with COVID-19 and a simple engineering model AID
【概要】この論文は、COVID-19感染症の感染者数推移のモデリングを、アナロジー手法でエンジニアリングモデルAIDとして行うことを提案しています。パンデミックの感染症対策は、特効薬とワクチンが十分ではない状況下では、数学モデルによる感染者制御しか人類の持つ武器はありません。これは100年前のスペイン風邪と同じことです。政府対策チーム等の医師のグループは、カーマック&マッケンドリックが100年前に提案したSIRモデルとその応用手法で感染症制御しました。一方論文著者は、日本の感染者数の第5波のピークが工学的モデルのアナロジーとみてAIDモデルを提案し、それが実際のニュース発表されたピーク波形と驚くほど一致していることを確認しました。提案手法は、シンプルなため一般市民にも理解しやすく、市民の不安を取り去ることができれば、消毒薬や紙製品の買い占めることもなく、苦しい人を苦しめることがなくなるだろうと考えました。本研究は第6波以降の危険を回避することに役立つモデリングです。死ななくてもよい人が亡くなることは避けられます。これらをわかりやすいスライドで説明しました。

【参考リンク】ICTSS2021 http://conf.e-jikei.org/ICTSS/2021/

2021年12月17日