本校電気電子創造工学科 久保和良教授が、新型コロナウイルス感染症の新しい数理モデルを開発し、下記の国際会議にて発表が決まりました。
【国際会議名】
International Conference on Technology and Social Science 2021(ICTSS2021)
(参考URL)ICTSS2021 (e-jikei.org)
【日時】
12月7日~9日 オンライン開催(Zoom)
【発表タイトル】
“On the incredible match between the number of people infected with COVID-19 and a simple engineering model AID”
【研究の概要】
これは久保教授が先に出版した専門図書のアナロジー手法を使って、新型コロナウイルス感染症第5波をうまく説明できる数理モデルを開発した内容です。政府専門家は大阪大学中野教授の200年前のゴンペルツ曲線を基にする方法や、京都大学中浦教授の100年前のカーマック&マッケンドリックのSIRモデルを使いましたが、久保教授の手法では第5波のピーク変化をより詳しく説明でき、その後の感染者数低下も説明できます。
感染症がエピデミックからパンデミックに移行すると、100年前のスペイン風邪も今回の新型コロナウイルス感染症も同じことで、特効薬やワクチンが十分でない段階では、人類の武器は感染症モデルに基づいたモデリングとシミュレーションしかありません。久保教授の方法は、医学知識のない一般の方でも、ニュース報道のデータのみから感染状況の把握ができるので、非常に強力な対策を提供することができます。