4月28日、本校にて令和2年度国立高等専門学校教員顕彰表彰式を執り行いました。
国立高等専門学校教員顕彰は、高専全体の教育の充実と向上を目的に毎年全国の高専から推薦のあった教員の中から特に顕著な功績があった者を顕彰する制度で、本校物質工学科の加島敬太准教授が「プレゼンスを高める実践教育:地域、社会、グローバル」という題目で国立高等専門学校機構理事長賞(若手部門)を受賞しました。
加島准教授(左)と祝福する堀校長(右)
4月28日、本校にて令和2年度国立高等専門学校教員顕彰表彰式を執り行いました。
国立高等専門学校教員顕彰は、高専全体の教育の充実と向上を目的に毎年全国の高専から推薦のあった教員の中から特に顕著な功績があった者を顕彰する制度で、本校物質工学科の加島敬太准教授が「プレゼンスを高める実践教育:地域、社会、グローバル」という題目で国立高等専門学校機構理事長賞(若手部門)を受賞しました。
加島准教授(左)と祝福する堀校長(右)
本校電気電子創造工学科 干川尚人准教授、専攻科 複合工学専攻 電気電子創造工学コース2年 小松原圭亮さんらの研究グループが発表した研究成果が2020年 第20回 ネットワークシステム研究賞で表彰されました。
発表題目:5G/MECによる個人情報の漏洩を抑制するカメラ型広域見守りシステムの提案
干川尚人(小山高専)、小松原圭亮(小山高専)、西辻 崇(東京都立大)、伊藤智義(千葉大)、2020年1月16日ネットワークシステム研究会にて発表。
同賞は、電子情報通信学会 通信ソサイエティで50年以上の歴史を持つネットワークシステム研究会が主催する、同研究会で年間を通して行われた講演論文のうち、特に優秀であり今後の活躍が期待できると認められたものに対して贈られる賞です。
■干川准教授のコメント
歴史のある研究会の年間賞をいただけて大変光栄に感じております。「見守り」による安全と「個人情報保護の観点」の安心という世の中に求められているテーマに、今まさに急速に普及が進んでいる5G技術と組み合わせた検討をしたことが評価をいただけたのかと思っております。今後も社会の時流を見据えた研究を続けて、成果の社会還元ができるように研究室の学生ともども頑張っていきます。
表彰式は2021年3月4日にオンライン形式で行われましたが、その後、表彰状と楯が届いたので、5月27日に本校校長室にて報告会を行いました。画像はそのときの記念写真です(左から、小松原さん、干川准教授、堀校長)。
【参考リンク】
電子情報通信学会 ネットワークシステム研究会 ネットワークシステム研究賞(外部HP)
https://www.ieice.org/cs/ns/jpn/ns-awards.html
本校物質⼯学科の⻄井圭准教授が公益財団法⼈⼩笠原敏晶記念財団の⼀般研究助成に採択されました。
本財団の⼀般研究助成とは、理学・⼯学領域の⾼分⼦分野における、機能性⾼分⼦素材・⾼分⼦成型、切削、接着等の加⼯・⾼分⼦成形の⾦型・プラスチックを利⽤した新機能部品・⾼分⼦の廃棄及びリサイクルに関する研究開発に対して助成されます。なお、⾼専としては⻄井准教授の研究課題が唯⼀採択されたものとなります。
研究課題名︓新奇ステレオテーパードブロックポリマーの合成と物性評価
本財団の⼀般研究助成の詳細や採択結果は、下記より確認できます。
【参考リンク】公益財団法人小笠原敏晶記念財団(外部HP)
https://ogasawarazaidan.or.jp/science/general/
本校電気電子創造工学科 干川尚人 講師(チームCFPrinting.Lab)が、令和3年3月20日栃木県庁にて行われた「とちぎテックプラングランプリ」に出場し、企業賞(アオキシンテック賞)を獲得しました。
このグランプリは、科学技術をもとに栃木から世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持つチームや個人がエントリーしてプレゼンテーションを行い、優れた取り組みを発掘・育成するものです。栃木県内外から25件の応募があった中、9チームのファイナリストの一つに選抜され、干川講師はチームの代表プレゼンターとして「クロック信号指紋活用技術によるディジタルセキュリティ」というテーマで発表を行いました。
干川講師は、コンピュータ機器のネットワークセキュリティ技術について研究しています。クロック信号指紋活用技術(クロックフィンガープリンティング手法)はInternet of Things (IoT)向けの機器固有の特徴を抽出する手法で、この研究開発で高い汎用性とセキュリティ性を備えた新たな機器識別技術の実現が期待されています。グランプリでは社会の課題感と提案技術の必要性、ビジネス展望についてプレゼンテーションを行い、審査員や聴衆から非常に高い評価を受けました。
干川講師のコメント
研究室の取り組みが産業界の視点から評価され、日本のものづくりを支えておられる地元企業のアオキシンテック様から表彰いただけたということを大変嬉しく感じております。世の中をより良く変える、実用される技術を創出したいという思いで日々研究に取り組んでおりますので、これを糧に更に頑張っていきます。
参考リンク
とちぎテックプラングランプリ 結果(外部) https://techplanter.com/2021/03/23/grandprixreport/
(3/26追記)
※右が干川講師
物質工学科 加島 敬太 講師 が、2021年3月15日-18日にオンラインで開催された「化学プロセス工学国際会議」”The International Congress of Chemical and Process Engineering (CHISA2021)(本部:プラハ、チェコ共和国)”にて研究成果を発表し、Best Poster Awardを受賞しました。
Author: Keita Kashima (Oyama KOSEN)
Title: Superior hydrophobic biopolymer membrane prepared from calcium alginate with surface hydrolysis with organosilicon
海藻を原料としたバイオポリマーで形成したフィルムを有機シリカで表面修飾することで、生分解性がある包装材としての利用が期待できる新材料を開発し、その物性について報告しました。
参考リンク 会議HP(外部) https://virtually.chisa.cz/
機械工学科 加藤岳仁 准教授が国立研究開発法人科学技術振興機構(以下JST)の創発的研究支援事業に令和3年2月採択されました。
創発的研究支援事業とは、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ原則7年間にわたり長期的に支援が受けられる事業です。
なお、高専としては加藤准教授の提案が唯一採択されたものとなります。
以下、加藤准教授からのコメント等
研究課題名:超相分離ナノ構造制御技術の創出と新概念キャリアマネージメント機構の実証
「本創発的研究では電子素子の根本的な構造と機構変革による超高機能な塗布型発電体の創製を目指します。
突如のライフラインの遮断にも瞬応可能な社会、また、途上国の電力事情にも寄与できる社会インフラの創造等、多くの産業に関わる破壊的イノベーションに繋がるシーズを創出したいと考えています」
研究支援事業の詳細や採択結果発表については、下記より確認できます。
JST HP: https://www.jst.go.jp/souhatsu/call/index.html
(2021年3月1日追記)
この助成金採択について、令和3年2月21日の読売新聞に掲載されました。
読売新聞: https://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20210220-OYTNT50076/
令和2年12月16日(水)~18日(金)にオンラインで開催された第21回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2020)で、専攻科電気電子創造工学コース2年松本貴志さん,同1年ウメイニ マイケル オネディカチュクさんの発表が、優秀講演賞を受賞しました。
発表題目: 全天球カメラを用いた深層学習によるMCL誤推定からの自己位置復帰
発表者:
松本貴志
代表発表者:専攻科電気電子創造工学コース2年、インテリジェント・ロボティクス研究室
ウメイニ マイケル オネディカチュク
専攻科電気電子創造工学コース1年、インテリジェント・ロボティクス研究室
井上 一道
電気電子創造工学科准教授、インテリジェント・ロボティクス研究室
第21回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会
https://sice-si.org/conf/si2020/
受賞学生のコメント
この度は素晴らしい賞を頂き,ありがとうございます.
この賞は自分のみの力ではなく,いつも真摯に相談に乗ってくださる先生や学友あってのものです.
今後も日々の研究に従事し,技術の発展に貢献できるよう取り組んでまいります.(松本貴志)
なお、写真中央のロボットが、インテリジェント・ロボティクス研究室で開発している自律移動ロボット「Coyomi」になります。2次元,3次元LiDAR,全天球カメラをはじめとした各種のセンサを搭載し、地図生成・自己位置推定・ナビゲーション等の実験を行っています。
電気電子創造工学科の実験にて、日本フィールド・エンジニアリング株式会社の技術者の方々に来校頂き、
4年生のγコース(情報コース)約20名の学生を対象に光ファイバ接続の実験を実施しました。
光ファイバー技術はネットワークをはじめとする最新技術の基幹部分となるところです。
企業技術者の方がの指導のもと、ストリッパーや融着機等の機器を用いた実際の作業を実習させて頂き、
理論だけでなく実際の技術についても学びました。
10月21日、本校にて令和元年度国立高等専門学校教員顕彰表彰式を執り行いました。
国立高等専門学校教員顕彰は、高専全体の教育の充実と向上を目的に毎年全国の高専から推薦のあった教員の中から特に顕著な功績があった者を顕彰する制度で、本校機械工学科の加藤岳仁准教授が「未来の環境エネルギー発電技術を創る高専発の実践型教育」という題目で最上位の賞である文部科学大臣賞を受賞しました。
加藤准教授(左)と祝福する堀校長(右)
11/15(日)放送 とちぎテレビ『知っトク!なるとちっ』にて、機械工学科 加藤 岳仁 准教授 へのインタビューが放送されました。
番組では、栃木県内から新たな産業を創出しうる技術シーズを発掘・育成するプログラム「とちぎテックプランター」が特集されました。
加藤准教授は、このプログラムの一環で昨年実施された「とちぎテックプラングランプリ」において、自身の活動を「電気の地産地消で世界を変える!! 〜世界中の全ての人々に電気のある生活を!〜」として発表し、最優秀賞を受賞しています。
インタビューでは、研究活動の様子や産学官連携への今後のビジョン等が語られています。
今後の加藤准教授の活躍にご期待ください。
【再放送予定】
令和2年11月17日(火)19:30~19:45
参考リンク:
加藤 准教授 HP
2020/2/14 本校の加藤准教授がとちぎテックプラングランプリにて最優秀賞を受賞しました
メディア総研株式会社が運営するWEBサイト『月刊高専』に、本校教員3名のインタビュー記事が掲載されました。
研究者としての活動を、様々な角度から掘り下げた内容となっています。ぜひご覧ください。
・機械工学科 加藤 岳仁 准教授
「途上国に安価な電気を【前編】 塗るだけで発電する太陽電池!?」
「途上国に安価な電気を【後編】社会を見据えた教育を世界へ」
・機械工学科 今泉 文伸 准教授
「複数のジャンルをまたぐ、ハイブリッド研究者を取材!」
・物質工学科 西井 圭 准教授
「廃棄物からタイヤをつくる。資源循環型社会を目指す大型プロジェクト」
【参考】メディア総研株式会社
本校電気電子創造工学科5年 北山未羽さん、落合勇稀さん(指導教員:飯島洋祐 准教授)の学生チームのアイデアが、総務省主催「高専ワイヤレスIoTコンテスト2020」にて採択されました。
このコンテストは、地域に密接しつつ高度な技術者を育成している高等専門学校で育まれている学生の技術力や独創的なアイデアを、地域におけるワイヤレスIoT及び5Gを含めた電波事業の新たなサービスに繋げていくことを目的としております。
全国57校(国立51校、公立3校、私立3校)の高専生を対象にアイデア募集が行われ、33校から56件の応募があり、10件が採択されています。
本校学生チームのアイデアは、ドローンにて撮影したマルチスペクトル画像から水害時の浸水被害の可視化を目指した水域可視化システムの開発に取り組み、そのシステム実現に向けたアルゴリズムの検証および5G通信回線活用の有効性を実証実験することを目的とするものです。
今後、コンテスト実行委員会のサポートを受け、アイデアの実現に向けた技術実証に取り組み、来年春にその成果を発表する予定です。
総務省HP: https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000368.html
本校の教育プログラムが、一般財団法人 三菱みらい育成財団の助成対象に採択されました。
本プログラムは、機械工学科 加藤岳仁 准教授、電気電子創造工学科 床井良徳 准教授、及び同学科 平田克己 准教授 が中心となって実施するものです。
本助成金は複数カテゴリーにて募集されたものであり、本プログラムは『カテゴリー1.高等学校等が学校現場で実施する「心のエンジンを駆動させるプログラム」』にて採択されています。
上記カテゴリーは、生徒の興味や好奇心を刺激する領域をテーマに、具体的な「問い」を自ら深堀することで自分の将来の生き方を考えることに繋がるプログラムに対し、同財団が助成するものです。
本教育プログラムを推進するため、NPO法人エナジーエデュケーションと協業して実施していくことを計画しております。
(採択プログラム)
SDGsにアプローチする学年進行探求型STEAM教育を基盤とした未来実装型スーパーリカレント教育プログラム
財団HP: https://www.mmfe.or.jp/entry/
令和2年5月21日(木)付の下野新聞18面にて、本校建築学科の大島 隆一 准教授の研究成果が掲載されました。
同記事では全国的に社会問題化している空き家の増加対策として、大島准教授が小山市からの受託研究で取り組んだ「小山市空き家バンクのコンテンツ」に関して紹介されております。
また、この取り組みには本校建築学科生も参画し、若者の目線を生かした物件周辺地域の紹介もコンテンツとして作成しており、学生の活躍についても併せて紹介されております。
【追記】
令和2年6月11日(木)付の下野新聞18面「けさの顔」にて、本プロジェクトに参加した 専攻科建築学コース 徳永 楓 さんの活動が取り上げられました。
電気電子創造工学科 飯島 洋祐 准教授 および 干川 尚人 講師 が公益財団法人電気通信普及財団 設立35周年記念事業 研究調査助成に採択されました。
本助成金は、同財団の設立 35 周年を記念して、情報通信の普及、振興、発展に資するため、昨今重要性を増している「情報セキュリティ」と「防災ICT」の2テーマに関する研究調査を助成するものです。
採択テーマ
飯島 洋祐 准教授:
歴史的街並みの長寿命化に向けた地域防災スマートセンサネットワークの社会実装評価
干川 尚人 講師:
アクティブラーニングによるセキュリティ技術教育シナリオの開発と効果測定