お知らせ

 > 2021年 > 3月 > 31日

第3回 システム創成コンテストで小山高専チーム大活躍!(最優秀賞&企業賞)

 2021年3月5日(金)に行われた第3回 システム創成コンテストに小山高専から3チーム参加し、チームrecca(電気電子創造工学科5年 大島達也さん、鎌田一輝さん、杉森寬樹さん、小林明珠さん、手塚啓人さん)が最優秀賞と企業賞(NTTドコモ賞)ダブル受賞の栄誉をいただきました!

最優秀賞トロフィー、表彰状、副賞を手に
左から、杉森さん、鎌田さん、大島さん、手塚さん、小林さん

 

 本コンテストは高専教育において「技術を使って新しい価値を生み出すことができる技術者」を育成するため、国立高等専門学校機構とご協賛いただく企業様と実施する共同教育プロジェクの成果発表会です。本年度は「ふるさとや地域創成に役立つシステムの提案・開発」を共通テーマとして、株式会社NTTドコモ様、京セラコミュニケーションシステム株式会社様のご支援を受けながら各参加校のチームがシステム開発の取り組みが進められてきました。

 チームreccaは360°カメラを使って密状態を検知するウィズコロナ時代に求められるオンラインアプリケーションシステム「ミッツ☆カンジトール」を開発し、リアルタイムなデモ実演と共に発表しました。

 小山高専からはその他2チームが参加。
 チームGIScovery(電気電子創造工学科3年 本澤聡一郎さん、江口晃さん)は、中学生を対象とした地域の地図情報を用いて学び合いを促進するオンラインツールを開発して発表しました。
 チームProject:電物(電気電子創造工学科2年 太田瑞希さん、富高陽さん、齋藤寛天さん、物質工学科2年 宮堀明香さん、電気電子創造工学科1年 秋本瑞貴さん)は、認知症患者の徘徊による行方不明を防止するためのシステムとして小型かつ低電力で稼働する高齢者向け見守り装置を開発して発表しました。

オンライン形式の大会終了後、全チームで記念撮影

チーム:reccaリーダー、大島さんのコメント
 今回,開発した【ミッツ☆カンジトール】はコロナ禍の現在で注目される密を「簡単に」「分かり易く」把握するシステムになります.昨今は密を避けろと口酸っぱく言われますが,どこがどれだけ混んでいるかは現地の実際の情報がない限り推測でしか判断できません.実際に我々も地元の人気ラーメン屋に空いている時間を狙っていったら混んでいてやめたというかなり悔しい経験をしました.ましてや,ランチや放課後の買い物等に行くのにどこが空いているか毎回リサーチするのはかなりの負担です.【ミッツ☆カンジトール】は地図上にこの店がどれくらい密なのか段階分けして表示する手軽に利用できるシステムになります.これによりお出かけ前にどこに行くか決められ,感染リスクを回避しつつ,混んでいるからやめようかといった無駄足を防ぐことになります.また【ミッツ☆カンジトール】はコロナ収束後にも外出の補助ツールとしての活用や,客数管理,異常検知といった様々な活用が可能です.
 今回システム創生コンテストにて,最優秀賞とNTTドコモ様の企業賞と輝かしい賞を2つもいただいたことは我々の取り組みが認められたということであり大変光栄に思います.ダブル受賞は親身にご支援くださった協力企業の皆様,そしてリーダーの無茶振りに付き合ってくれたメンバーのおかげです.【ミッツ☆カンジトール】の開発に関わった方々に深く感謝申し上げます.
小山高専は今年度で卒業になりますが,せっかく作ったこのシステムを今後もブラッシュアップをしていき,実用化を目指して検討していきたいです.

ミッツ☆カンジトールのシステム概要
2021年3月31日